~リターン後のバイク歴(その1)から続きます~
4.<アプリリアmana850(2010~2011)>新車
ボンネビルを買い替えようとしていて、たまたま目に留まったのがこのmana(マーナ)というバイクです。そもそもアプリリアというメーカーに全くなじみがなく、ましてmanaという車名も初めて聞くものでしたが、CVTオートマチックでクラッチなしのイージードライブ、というのに惹かれて購入です。
今から考えれば、高校生の時のように足として使うならともかく、趣味として楽しみで乗るのにイージードライブを求めてどうするんだ?ということでやはりツーリングに行っても楽しくなく、またまた短命に終わってしまいました。W650,ボンネビルの買い替え動機が、ジェントルすぎてつまらないと感じたから、なんですからそもそも矛盾してますよね。
850ccの排気量にクラッチ操作不要ですから、スタートからガバッとアクセルを開ければ、結構負けない速さではありました。またタンクに見えるのは実は小物入れで、実際のタンクはシート下にあります。フルフェイスのヘルメットくらいは入ります。それまでタンクバッグを愛用してましたから、それも魅力でした。考えてみればバイク型のスクーターですね。CVTですので、坂道駐車の為にシート左側下にサイドブレーキレバーがついていたのも珍しかったです。
イタリアのバイクらしくセンスは良いんですが、なんだかシャープさはなく、足つきも良くなかったです。
でもバイクが悪いわけではなく、完全に私のミスチョイスでした。今でもカウル付きのmana850GTは販売されてるみたいです。
5.<BMWR1200R(2011~2015)>中古
イギリス車、イタリア車と乗ってきて、次はドイツ車となったわけですが、それを意識したわけではありませんでした。
私のこれまでのバイクはすべてネイキッドで、カウル付きは乗ったことがなく、こだわりとすればそこだったですね。でも購入後にシールド等はつけるわけで、風防としてのカウルの効果は良くわかります。じゃあ何故なのかというと、ハンドルを切っても正面を向いたままのヘッドライトの状態が、何か気持ち悪いんです。顔は横を向いているのに横目でこちらを睨んでいるようなあの状態がどうも好きではない・・。皆に変わってると言われますがね。
ということでネイキッドを国産、外車問わず見ているときに気に入ったのがこのR1200Rだったわけです。BMWでもRシリーズはGSがダントツでRTも根強い人気、でも横目で睨みますからどちらも対象外。ネイキッドのRをディーラーで見て、顔もさることながら、下の写真にあるような後ろ姿に惚れ込みました。若い時はBMWの水平対向エンジンを見て、カッコ悪い、おじさんっぽい、と思ってましたが、立派なおじ(い)さんになってみると、そこは気にならなかったです。
これも中古車なのですが、やはり元はディーラーの試乗車だったらしく、走行距離も少なく状態も良かったのですぐ購入となりました。乗り始めてみて、水平対向、フラットツインの乗りやすさにはまり、それまでの短期間乗り換え癖はすっかり影を潜めました。
購入後、ソロや仲間とのツーリングに出かける機会もずいぶん増えました。長距離では、北海道に初めてソロで出かけたりもして、もっと乗り続けようと思っていたのですが、ディーラーで新型のRへの試乗を勧められて、進化したRに心が動いてしまいました。
6.<BMWR1200RLC(2015~)>新車
バイクの同型車を乗り継ぐのはこれが初めての経験です。前のR1200Rを気に入っていたことがお判りいただけると思います。
ちなみに今乗っているクルマも2代乗り継ぎで、これも初めての経験です。VWトゥーランというクルマです。
バイクもクルマも今の(前の?)に満足しているという事ですね。
現在のバイクR1200R(前型と区別する時はリキッドクーリングを意味するLC(と勝手に思ってる)を表示上付けるようですが、普通は単にR1200Rと言います)は15年の春納車され、その後九州、北海道の長距離ソロツーリング、SSTRやキャンプツーリングなど仲間とのツーリングに現在も活躍してくれています。
九州ツーリングは16年の春で、熊本地震の当日阿蘇から震源地だった益城町を抜けた、その夜に大きな揺れに遭遇しました。熊本県内ではあるものの、離れたところまで来ていましたので、宿泊地の被害も殆どなく、危うく危機を逃れた相棒という感覚です。被災された方には申し訳ありませんが・・。
先日バッテリーが突然死して焦りましたが、これまで他に大きなトラブルもなく今も快調です。
会社をリタイアした今後は付き合いが多くなると思いますので、大事にしてやります。とは言えメカには弱いので、せめて奇麗に保ってやることを心がけましょう。