シニアライダーの日常・R1200Rと共に

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参院選で感じた、投票システムの時代遅れ加減

今回は前回と打って変わって堅めの話です。
このブログでは政治・思想については触れないつもりなんですが、今回はちょっとだけそれに関わるかも。

先日の参議院議員選挙、子供を連れて行ってきました。たいした躾は出来なかった不肖の親ですが、選挙にだけは行けと言い続けていましたので、これまで100%投票には行ってると思います。ところが国政選挙にも関わらず最終投票率は50%未満、とても残念な状況です・・。
娘によると今回はSNSを使った投票促進の試みとか色々仕掛けられていて、投票率上がるんじゃないかなあという事でしたが、ふたを開けてみるとこの有様です。
若者の政治離れとか、野党が反自民の受け皿になれていないとか言われていて、それがもちろん根本的な原因ではあるんでしょうし、他国と比べても日本の投票率は相当低いようですから、真剣な取り組みは当然必要でしょうが、民主主義の危機だ!と大きな声を上げても事態がたちまち改善するとは思えません。 

 

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総務省HPより

国政選挙の投票率も長期的にみると下がり続けてますね。

これまでも投票に行くたびに思っていたことなんですが、意識改革もさることながら、今の、投票する側にも投票を管理する側にも多大な労力(時間)を使わせる、前近代的な投票システムを見直せば、それだけで投票率は上がり、管理コストも削減できるはずです。

私のところの投票所の管轄は3000世帯程度しかないのですが、投票所には9人が張り付いて、ハンコ押す人、名簿チェックする人、投票用紙渡す人、案内する人、監視(?)する人、等々の役割についていました。投票率は50%にも届かないわけですから、当日選挙に来た人は多くて3000人程しかいないわけで、人件費ももったいないし、投票所に行ってから投票終えるまでの時間も長い!基本小学生がクラス委員を選ぶ方法と変わらないですもんね。

せめて韓国がずいぶん前から導入しているタッチパネルでの投票にして、本人認証もマイナンバーカード等で顔認証や指紋認証、ということにすれば、まず投票所に9人も要らないでしょうし、投票に要する時間もずいぶん短縮できます。
開票作業がなくなることで人員だけでなく開票所そのものが不要になり、投票結果も時々刻々リアルタイムでわかります。TV局の出口調査というのも意味なくなりますね。また投票所を駅前とかスーパーとか人の集まるところに多く設置することも容易になると思います。

でも本論の投票率アップの為には、やはりネット投票、スマホやPCでの投票を早期に導入することが必要だと思います。
エストニアではすでに実施しているそうで、韓国や米国も実験中、日本でもまずは在外投票から試験実施を考えているようです。
スマホでどこでも瞬時に投票でき、しかも投票していない人に督促メールを出すということもできるでしょうから、投票率が限りなく100%に近づく事もあり得る。そうなれば、白票という制度も必要になるかもしれないし、選挙のあり方自体が変わりそうですね。

それと、本人確認と投票内容の秘密保持にどれだけの信頼性を持たせられるか、候補者が支持者を集めて、この場で投票してください、というようなことを防げるか、自分の意思を表現しづらいお年寄りに投票を強制するようなことを防げるか、といった課題をクリアすることは必須ですね。

一般的には若年層の投票率が上がると保守は不利と言われてますから、現政権下で歩みが遅いのは何となく理解できますが、投票率が50%前後で当たり前という現状では、もう改善待ったなしだと思います。

今回は、以前から投票のたびにもやもやしていたことをまとめてみました。 

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