65歳の誕生日を前に、まず市役所から何やら通知が来ました。
開けてみると、介護保険の適用者になりましたと。シニアの仲間入りを実感しました。
介護に続いて年金も通知が来ました。
これはもう我々シニアにとっては避けて通れない、正に必修科目です。ますます実感わいてきましたねえ。
介護のことも年金のことも現役時代には殆ど考えていませんでした。(人事部門でしたので、他の部門の人よりは身近だったはずなんですが、退職後のことは個人の問題という意識と、単なる勉強不足の両方です。)
誕生日を過ぎて、早速年金事務所に相談に行ってきました。懇切丁寧な説明で、ようやくもやもやしていた疑問も晴れ、方針が決まりました。必修科目履修完了かな?
理解力があると若い担当官(社労士)にほめられ、ちょっとうれしい!
でも帰ってからいざ年金請求書を提出しようとして新たな疑問が出てきました。担当官から説明を受けていた時はわかったつもりでいたのですが、ちゃんとは理解できていなかったということですね。
これは再履修やむなし、ということでもう一度予約を取ろうとしたのですが、近隣の年金事務所、年金相談センターどこも軒並み一杯で予約が10日以上取れません。そこでコールセンターの担当の人にアドバイスをもらい、予約なしの飛び込みで、先日とは別の年金相談センターに行ってみることにしました。彼女曰く、相談センターはフリーの相談者を受け入れられるように予約をそう多くは入れないようにしているんだそうです。
早速翌日行ってみると、待ち時間なしですぐに案内され拍子抜けでした。この日の担当官曰く、急に暑くなったので(確かに梅雨明けを思わせる夏空が一気に広がった日で暑かった)、午後一のこの時間、訪問者がとても少なかったそうです。ラッキー!
そして再度相談をし、無事結論が出ました。再履修の上単位取得完了です!
それで本件は一件落着なんですが、年金の手続き面では気になること(気に入らないこと)があります。
今、国は、できるだけ年金受給を遅らせる、繰り下げ制度を推奨(?)していて、今回届いた年金請求書となるはがきも、70歳までの繰り下げ受給を全面押しです。それはそれで財源のこともありやむを得ないと思いますが、納得できないのは、この返信用はがきを返さなければ自動的に繰り下げとなる、というその仕組みです。
繰り下げさせたい気持ちはわかるものの、とっても姑息な手段だとは思いませんか?このケースには当てはまらないのかも知れませんが、不作為をもって承諾したものとみなすことはいけないんではなかったですかね?消費者契約法なんかではそうなってますよね?
要は65歳からの年金支給が標準だから「繰り下げ」という用語がある訳で、何の意思表示もしなかった人は当然に65歳から支給開始となる、というのが自然ではないでしょうか?しかも返信用はがきには、62円の切手を貼って出せと。
ちょっとあきれる思いなのは私だけでしょうか??
野党も麻生さんが自分の年金を知らないというようなことばかり突っ込まないで、こういうところを指摘して欲しいもんです。
政治・思想には触れないつもりと言いながら、社会批判的なことがついつい出てきますね。まったりのんびり爺さんを目指したいんですが・・。