7年前に他界した愛猫「クー」の合同慰霊祭に行ってきました。
自宅近くのペット葬儀場・霊園が半年ごとに開催しているもので、7年間欠かさず行っています。遺骨も預かってもらっていますので、近くでもありいつも線香をあげに行ってはいるんですが、節目ということで半年ごとに家族で出かけてます。
「〇〇動物保護協会」という名称ですが民間の企業であり、小振りな仏教寺院風の本堂を作っていて、慰霊祭にも数人の僧侶が来て読経をします。卒塔婆をその都度供え、焼香もしますので、完全に仏教風で式は進行します。今回ウチは所用があり朝一番で行きましたので、まだ僧侶の方々は来ておらず、テープでお経が流れている中の焼香でした。
我々は朝10時からの受け付け開始すぐに到着したのですが、既に一番近くの駐車場は満車で、多くの方々が参列されていました。我々と同じかもう少し上の年代のご夫婦が多く、皆さんしんみりと焼香されています。僧侶による読経は13時からですので、それに合わせてこの後も増々多くの方が集まって来られることになります。私たちが帰る頃にも、続々とマイカーやタクシー、最寄り駅からの送迎バスで参列の方々が集まってきていて、ペットは家族、という事を実感する風景でした。
ペットは家族ということで考えると、その周辺にはウチが使っているものだけをあげてみても、獣医さん、ペットフード、ペット用品、ペット保険等々、様々なビジネスが広がっています。
ペットフードひとつとっても品揃えは多彩で、ウチは猫ですから、幼猫用、成猫用、老猫用を年齢につれて変え、ドライ・ウェットもその時その時で変えて見たりしています。味も肉系、さかな系ホントに色々ありますよね。更にウチは消化器系サポートの猫用食事療法食というものも、獣医さんの指示で混ぜて与えていたりもします。
それでも獣医さんやペットフード、ペット用品等はある意味想定内でしたが、もう20年近くも前に猫と再び暮らすようになった時、ペット保険というものが存在していることにはちょっと驚きました。
でも考えてみればペットには健康保険はない訳で、獣医さんの費用も決して安くはないですから、難病とかに備えるというニーズは確かに存在しますよね。
ウチでも猫が中年を過ぎるあたりから加入を考え始めて、結局「アニコム損保」というところのペット保険に加入しました。当時は2匹いましたので、医療費用も重なると大変というのもありました。
加入手続きをして、写真を送れば名前、写真入りの個人(個猫?)別の保険証が返送されてくるところも、ペットは家族、という意識を満たしてくれる演出だったと思います。
ペットビジネスを見ていて感じるのはこのあたりへのきめ細かな配慮の必要性です。ペットをモノとしてではなく、その家族の大切なパートナーとして接してくれるかどうかが、そのビジネス、その企業が受け入れられるかどうかのキーポイントでしょうね。