この日は翌日の小学校の同窓会のため、羽田発15時15分のJAL483便で高松へ。
本当は、成田からジェットスターの方が断然便利なのですが、時間が合わず今回は羽田まで行きました。余裕をもって少なくとも出発の30分以上前に空港に着こうとすると、何だかんだで2時間近く前に家を出なくてはいけません。飛行時間より長い、、。
空港までは幼馴染が出迎えに来てくれました。有難いことです。現役時代は皆忙しかったですが、お互い少し時間に余裕ができてきているのは確かですし、今回はお言葉に甘えることにしました。
さてこの日から3泊する宿は、AirBnBで予約した地元の古い大きな日本家屋です。築90年になるそうですが、それでもびくともしていない大きなお屋敷で、写真の通り広すぎて寂しいくらいです。ネズミに引かれそう、、。
宿の名前は盤渉(ばんしき)といい、そもそも盤渉という言葉自体を初めて聞きました。コトバンクを見ると、音階の一つであることはわかりますが難解です。壱越の音?洋楽のロ音?さっぱりわかりません。
日本音楽の用語。(1)十二律の一つ。基音である壱越(いちこつ)の音から10律目の音で洋楽のロ音とほぼ同じ高さの音。雅楽でこの音を主音とする調子を盤渉調といい,六調子の一つで律呂の律に属するとされる。(2)能の用語。笛(能管)の曲の類型を表す用語で,各句が盤渉の孔で終わる指使いの曲を指す。ただしこれは絶対音高ではない。指孔の位置も流派により異なる。黄鐘(おうしき),双調(そうぢよう)に対して用いられる。
引用:コトバンク、世界大百科事典第2版の解説
そもそもこの宿は、地元の友人からの紹介で借りたもので、彼は退職後地元の古民家活用等の活動にも協力しているみたいです。この盤渉も長い間空き家となっていたものの再活用として、AirBnBに登録し営業を開始したものです。さすがにトイレ等の設備に、年代物だなと感じるところは多いですが、外国の人にはかえって新鮮かな?
四国という土地柄、遍路宿としても使われますし、昨今瀬戸内の島々は美術・芸術のイベントが多く、来日外国人の宿泊もあるそうです。
クルマで10~20分も行けば、最近日本のウユニ塩湖(ちょっとオーバーかも)として夕景で有名になった、父母ケ浜(ちちぶがはま)もあります。