同級生ツーリング二日目です。
この日は松山方面に四国の西岸沿いを北上し、友人たちは松山道を通って香川に帰り、私は松山で彼らと別れ、広島に向かいます。これ以降はソロツーリングです。
魚が自慢の民宿らしく、朝食も美味しいです。昨夜の伊勢エビの活造りの残り（というと聞こえが悪いですが、頭や尻尾など）でだしを取ったみそ汁と、食べきれなかった他の刺身を「漬け」にしてくれていたのが絶品でした。
ここの料理はどれもすごくおいしかったのですが、一つ気付いたことは、同じ四国でも香川とは醤油の味が違うということです。味は甘めで、九州の醤油に似ています。距離的にも近いですから、食文化も影響を受けているんでしょうか？
朝食後、朝の通勤ラッシュを避けてゆっくり出発です。まずは内子町に向かいますが、昨日は日没後で見えなかった四国西岸の風景を左に見ながら走ります。昨日あと１時間早ければ天気も良かったので絶景の夕日が見れたと思います。
内子町はハゼノキやウルシから作る木蝋の産地として栄えた街で、内子座という劇場や白壁の街並が残されています。
木蝋作りの実演です。以前ＴＶで紹介されていて見たいなと思っていましたが、熱いうちにすべて素手で職人の技で仕上げていきます。熱そう。
これによって巨万の富を得た豪商たちの豪奢な暮らしが至る所で見られます。白壁の街並み、鏝絵による手の込んだ装飾、立派な庭等々。
内子座という芝居小屋もあり、大正天皇の即位を祝って町の有志で建てたそうですから大したもんです。ここはちょっと距離があったので立ち寄れませんでしたので、Ｗｉｋｉｐｅｄｉａから画像拝借。
参照：Ｗｉｋｉｐｅｄｉａ
そのかわり、近くにあった古い映画館に立ち寄ってきました。これはこれで映画ファンには感涙ものではないでしょうか。土壁の映画館は、この年の私でも初めて見ました。
このあと燧灘沿いの海岸線に移動し、メンバーが下調べしてくれていた店で昼ご飯の予定が、何と定休日。このあとのルートは私はこのまま海岸線を北上して松山の市街地を迂回して松山観光港へ、他のメンバーは高速に乗り香川方面へ、となりますので、昼食はそれぞれということにして、ここでお別れです。
全員小学校の同級生ですが、１００％同じ中学に進学しました（私立中なんてなかった）。その時は当然バイクの免許も持っていませんから、中学卒業して５０年経った今、こうやってバイクツーリングすることになるなんて夢にも思っていませんでした。
私は言い出しただけで何もやっておらず、ツーリングコースから立ち寄り地、宿泊施設まですべての段取りをしてくれた友人に本当に感謝です！！また行きたいね！
さて、ここからはソロツーリングです。
別れてすぐに絶景の夕日で有名な下灘駅がありますので、夕刻ではありませんが立ち寄ってみました。
ちょうどホームのベンチに物思いにふけりながら海を見つめる女性が、、、
なかなかのショットだと自己満足して、松山へ向かいます。
松山観光港から呉を経由して広島の宇品港へ向かうフェリーです。昼食食べ損ねたのでここのレストランでじゃこ天うどんです。確かにじゃこ天は名物でもあり美味しかったですが、うどんの方はやはり香川で打ち止めにしとくべきでした。決してまずくはないのですが、ハードルがだいぶ上がってますので。
広島では２泊して、観光と旧友との会食の予定です。ここから山陽・山陰ソロツーリングが始まります。
