この日からソロツーリング開始です。とはいえ前夜から広島に宿泊し、翌日出発の予定ですので、この日は呉、広島の観光です。
まずは以前から行きたかった、呉市にある大和ミュージアムを目指します。広島市内からは20数km、バイクで30分程度なのでチョイ乗りですね。正式名称は呉市海事歴史科学館で、十分の一スケールの大和の模型が有名です。
この模型は多く取り上げられていますから、今回はちょっと変わったアングルのものを載せておきます。他にもゼロ戦や潜航艇等の展示と主に、広島の歴史や産業についての紹介もありました。
最後の写真はマツダの前身が作っていたオート三輪です。
また、下の現物潜水艦の展示も有名だと思いますが、これは大和ミュージアムとは別なんですね。向かいにある海上自衛隊呉資料館(愛称:てつのくじら館)でした。
愛称のとおり、海自の中でも潜水艦に特化した資料館で、潜水艦の内部にも入れます。
せっかく呉に来たからと、昼食は呉海軍カレーにしました。まあ普通のカレーですが。
こうして回ってみると、武器にはやはり究極の機能美があり、好き嫌いは別にして引き込まれるものはあります。ただ戦った人の視線で作られた博物館であるのは間違いなく、あくまでも戦士の記録です。
そして一方で、ここ広島には戦いの犠牲者となった一般市民の記録として、避けては通れないところがあります。原爆資料館、正式名称は広島平和記念資料館です。この春、3度目の展示リニューアルが行われたことが話題になっており、呉から引き返して行ってみました。ところが周辺にバイク駐車場が少なくどこも満車です。クルマは余裕があるのですが、バイクはこういう時疎外感あります。仕方がありませんので宿泊しているホテルまでいったん戻り、そこからタクシーで再度向かいました。
内部の写真は殆ど撮れませんし、安易に撮る気にもなれませんが、兵器への憧れみたいな気分がきれいに拭い去られたのは事実です。
帰りは平和大通りをぶらぶら歩いて帰りましたが、風景は平和そのもので、様々な国籍と見える観光客たちが行きかっています。この人たちの多くが原爆資料館に行くとすれば、そこで何かを感じてもらえるのかなと思いました。
この日はツーリングとはいえず、広島、呉の往復約50kmを走っただけです。ツーリング本番は翌日からということで、この日は早寝することにしました。