シニアライダーの日常・BMW R1200Rと共に

シニアライダーの日常と記憶、愛車BMW R1200Rと行くツーリングの記録。

さん付けと呼び捨て、君付け、ちゃん付け

ふと「さん付け」、「呼び捨て」の基準ってどこにあるんだろうということが気になって、ちょっと考えてみました。

 

目上の人には「さん付け」、目下(とは最近あまり言わないですが)には「呼び捨て」、これは判りやすいし、基本でしょうね。

 

ただ身内を他人に紹介する時などは年上でも呼び捨て、これは社内の人間を社外の人に話すときも同じです。このあたり日本語の使い方の難しいところですが、同じように目上、目下の意識がはっきりしている韓国では使い分けは明確です。自分のお父さんのことは誰に対しても「お父様」、社長のことは社内外問わず「社長様」です。

 

ここまでは疑問もないのですが、気になったのは有名人の場合です。
いくら大スターであっても年上であっても、平気でみんな呼び捨てにしてませんか?私より年上のスターを例にあげると、野球なら「王」、「長嶋」、女優なら「吉永小百合」、みんな呼び捨てにしてました。
Wikipediaには、スポーツ紙が文章の簡潔さを追求して「呼び捨て」になったとか芸能人は商品と考えていた名残だとか書いてありましたが、ホントですかね?

でも同じ野球でも、身近にプロに進んだ先輩がいたとしたら、その人には間違いなくさん付けです。上記の基準だけではなさそうですよね?まして年齢も実力も知名度も全く関係なさそうです。何でしょう?距離感ですかね?

 

距離感というのは意外とありそうです。
自分に近い位置にいる人は、元々年齢の上下というのが明確ですから、有名になったとたん目上の人を「呼び捨て」とはできないわけです。ですから同じプロ野球選手を呼ぶときに、ミスタープロ野球とまで呼ばれた長嶋さんを「長嶋」と呼び捨てにし、実力でも年齢でもはるかに下であっても「〇〇さん」と呼ぶのではないでしょうか?

逆の場合もあって、私は仕事の関係で、当時福岡ダイエーホークスの監督をしていた王さんと、若干関わる(勿論直接どうこうというような大それたことではありません)ことがあってからは、それまで平気で「王」と呼び捨てにしていたものが、心情的に呼び捨てにはできなくなり、自然と「王さん」というようになりました。遠くに存在していた人が、近く感じられるようになってきたからということでしょうか。



芸能人を商品と考えている、という点については、確かに大昔は芸能関係、興行関係に携わる人たちを一段下に見る風潮もあったんだと思います。
でもそれははるか昔の話で、ずいぶん前から下に見るどころか憧れの存在ですよね?ですからこれも距離感なのかも知れません。

 

さん付けからは離れますが、スポーツ界、芸能界に関しては、さん付け、呼び捨て以外にも敬語の使い方でとても違和感を感じる場面があります。
それは年の若いスター選手、売れっ子芸能人に対する芸能レポーターやアナウンサーの異様なまでのへりくだった態度と、過剰な尊敬語です。十代か二十歳そこそこの若造(ですよね?)に対して、「〇〇さんはどうお考えでいらっしゃいますか?」は滑稽でしょう。何でそこまで?と思うのは私だけですか?

 

また最近では企業でのさん付けも浸透してきたようです。
私が勤務した会社でも二十数年前にさん付け運動を始めましたが、当時は色々軋轢もありました。企業の場合の大きな目的は、上司を肩書ではなく、さん付けで呼んで風通しを良くする(という効果があるかどうかは置いておいて)、というものですから、一番多かったのは「〇〇専務を〇〇さんなんて呼べるもんか!」みたいな話でした。そして上司にも部下を呼び捨てではなくてさん付けで呼んでくださいとお願いに行く訳ですが、その時一番抵抗するのは上記の〇〇専務で、「部下をさん付けなんておかしくって、、」という反応でした。さもありなん、です。
企業のさん付けは、上にも書いたような風通しの良い風土づくりという本当かどうかという目的の他に、年功序列制度、終身雇用制度が崩壊し始めて、先輩が部下になり、後輩が上司になり、いきなりスカウトで若い上司が中途入社する、ということが当たり前になってくると、目上目下でさん付け、呼び捨てを使い分けていると面倒だ、と言う本音もありました。

 

最後はまた爺さんの昔話です。
小学生の頃はお互いみんな「ちゃん付け」で呼び合っていました。これは今でも恐らく同じでしょう。それが中学に入ると一気に変わり、基本は「さん付け」になりました。ただ、男子から女子、女子同士は「〇〇さん」ですが、女子から男子、男子同士は「〇〇 君」でした。その中の、女子から男子が「君付け」というのにとても違和感があったのです。当時の私は、「〇〇君」は、目下に対する、もしくは親しい間柄の男子間の呼称という感覚があり、男女間はお互い「さん付け」が自然なんじゃないかと感じたことを憶えています。そう感じつつも次第に慣れて違和感は無くなっていきましたが、今でも改めて考えると同じ感覚が残っています。

 

 

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