今は寒いですが、これまでの暖冬傾向で、伊豆の河津桜が例年より早く見頃を迎えているとのことです。
連休の狭間を狙って出動しようと思ったのですが、伊豆に行こうとすれば早朝出発は必須で、早朝はあまりに寒そうなので、近場で手を打つことにしました。
ホームグラウンドの房総鋸南町も河津桜の名所で、ここなら朝ゆっくり出発しても余裕です。
10時頃準備完了し、房総へ向けて出発しますが、この時点でも車載の温度計は2.0°Cです。早朝なら間違いなく氷点下、伊豆半島は凍結してたかも、、。
寒さには弱いのですぐに高速に乗る気もせず、しばらくは房総へ向かうときのいつもの下道を走り、気持ちを暖めます。1時間程走ってようやく房総半島の外房に近いあたりで圏央道に乗り、木更津JCTを経由して富津金谷ICを目指します。多少は温かくなりましたがそれでも5~6°C、トンネル内の暖かさが嬉しかったです。
富津金谷ICを降りたところで12時位、あわよくば金谷の「さすけ食堂」「はまべ」あたりで黄金アジのフライを、と考えて前を通りましたが既に大行列。そのまま通り過ぎて保田まで向かい、「道の駅 保田小学校」で昼食をとることにしました。
過去2回ほど定休日で縁のなかった両店ですが、行列に並ぶ気力のない根性なしですので、今後も難しいかも。
これは昨年夏に訪問したときの保田小学校の写真ですが、この「中華料理 3年B組」という食堂で、冷えた体を暖めようと海鮮あんかけラーメンを注文しました。期待以上においしいラーメンで、熱々で具沢山のあんかけのおかげで暖まりました。行列して更に体を冷やすより余程良かったと思います。(負け惜しみ)
向かいの席のご夫婦も頼朝桜(ここでは河津桜をこう呼んでいます)目当てらしく、御主人が近くの席の地元常連客らしき人たちに道を聞いていました。
この道の駅の店舗は昔の教室を再利用していますので、黒板や色々な小物がそのまま使われていたりして、懐かしい雰囲気に浸れます。特産品売り場には体育館が使われていて、教室での宿泊や温浴設備の利用もできます。
朝出発時にはどんより曇って気温も低かったですが、天気予報通り雲が晴れて、とてもいいお天気になってきました。お腹も満たされ、気温も上がって快適ですので、ここから頼朝桜を目指します。
ここでは上記の通り「頼朝桜」と呼んでいますが、伊豆に流されていた源頼朝が平家との戦に敗れて現在の鋸南町へ逃れ再起を図った、という史実にちなんで伊豆の河津桜を「頼朝桜」と名付け、日本一の桜の里を目指して植栽に取り組んでいるのだそうです。現在町内に約14,000本植栽されており、中でも保田川沿いに600本、佐久間ダム公園には400本、佐久間川沿いに約400本の頼朝桜があるのだとか。
上の情報に従って、まずは道の駅の前の長狭街道を保田川沿いに遡り、佐久間ダム湖親水公園を目指す。そして今度は佐久間川沿いに下って鋸南富山ICから帰る、というコースです。
早速保田川沿いに進みますが、まだちょっと満開には早い感じです。本家の伊豆河津町では満開も近いとの情報でしたが、こちらはまだ1週間位かかりますかね?2月15日からの頼朝桜まつりにはちょうどいいんじゃないでしょうか。
それでも上の写真の通り満開を迎えている樹も沢山あり、佐久間ダム湖親水公園では水仙も見頃を迎えていました。確かに見頃は今週末以降でしょうが、平日ということもあって人も少なく、のんびりと早春のツーリングを楽しめました。
また写真はありませんが、菜の花もあちこちで満開となっており、房総半島はもう春です。