シニアライダーの日常・R1200Rと共に

シニアライダーの日常と記憶、愛車R1200Rと行くツーリングの記録と四方山話。

バイク装備:極寒時には電熱です。

 

冬季のツーリングでは防寒対策が必須です。クルマとは違って暖房設備は一切なく、直接風にさらされますので寒さは堪えます。しかも自転車と違ってほとんど運動はしませんから体が暖まる要素はありません。

 

時速100kmで走っているとすると、秒速換算では27mとなります。風速30m弱の台風並みの風にさらされている訳で、体感温度は相当下がります。ミスナールという人の計算式によると、気温0°C、湿度30%、風速30mの場合の体感温度は、マイナス16°Cにもなるのだそうです。もちろん私が計算できるわけはなく、こんな便利なサイトがあります。

 

keisan.casio.jp

 

ただこの計算式は湿度を使う関係で、温暖な気候では信頼性があるけれども寒冷な気候ではあやしい、と言われているそうです。まあ趣味の領域で調べる分には十分ですが。

また余談ですが、台風とかの風速はこのように30mとか35mとかの秒速で表されますが、秒速ってそれ以外には殆ど使いませんよね?なぜ風速も時速表示しないんでしょう?時速の方がずっと生活に溶け込んでいて実感できると思うのですが。
昨年の大型台風は風速60mもの猛烈な風を記録しましたが、これは時速換算で216kmとなり、時速表示すれば、新幹線がすっ飛んでくるくらいの風、という恐ろしさがすぐ感覚でわかりますよね?現にアメリカはじめ国際的には時速での表示が一般的だそうです。

 

先日の鋸南町、頼朝桜ツーリングの時を例に挙げると、朝が2°C程、高速に乗ってからも5~6°Cでしたから、高速走行時の体感温度は氷点下10°C前後だった、ということになりますので、この日も寒がりの私には電熱による防寒装備が必須だった訳です。

 

www.boon-senior.com

 

通常バイクでの電熱装備と言えば、電熱ジャケットやベスト、タイツ等が一般的ですが、私はこれらは一枚も持っていません。確かにこれらを着込めば、モコモコに着ぶくれしなくても快適にツーリングが楽しめそうですし、一度着ると手放せなくなるという話はよく聞きます。
でも最近のバイクウェアはとても進化していて、私の現在の装備でも寒さはしのげます。私の最強冬季バージョンは、上下ともインナーにヒートテックの超暖?極暖?どちらか忘れましたが、一番厚手の奴。その上にスキー用のタートルネックシャツとやはりユニクロのウルトラライトダウンを着て、アウターがゴールドウィンの冬用ジャケット。ボトムはヒートテックの上に、REV’IT!(レブイット)というオランダのメーカーの冬用パンツをはくだけですが、これで一切寒さは感じません。あ、あとネックウォーマーも必須で、ヘルメットはフルフェイス一択です。

 

では何の電熱装備かというと、グローブとソックスなのです。体については上の装備で十分対応できても、手先足先の冷たさはどうにもなりません。冷たいどころか、数分で痛くなってくるという感覚はお判りの方も多いと思います。
グローブはより暖かなものをと色々と試したのですが、バイクには色々と細かな手先の操作もあり、厚くするにも限界があります。ハンドカバーは最強ですが美観的に納得できず、結果電熱グローブを購入しました。BMWのバイクにはグリップヒーターも付いていますから、これで完璧です。
足の場合はソックスとブーツ・シューズの合わせ技となる訳ですが、足でもやはりブレーキやシフトチェンジの操作がありますので、余りに厚い・堅いものはNGです。スノーモービル用や、LLビーンのブーツなどには暖かそうなものがありますが、バイク用となるとそこまで厚く暖かなものはなく、ソックスも冬山登山用などは厚すぎて無理です。ということで電熱ソックスの購入となりました。

 

最初に買ったのは、KLAN(クラン)というイタリアのメーカーの製品です。グローブ、ソックス共にバイクの車体から電源を取る方式で、これは超暖かかったです。
どちらも暖かさには満足だったのですが、色々不満もあり、まずグローブは指先に入っている電熱線が固く、クラッチ操作等で頻繁に指を曲げる左手が痛くなってしまいます。特に左手中指の第二関節が、しばらく運転していると擦り剝けたんじゃないかというくらい痛くなって閉口しました。乗る前にこの部分にバンドエイドを貼ったりしてだましだまし乗っていましたが、そのほかにも車体直結なので着脱が面倒だったこともあり、ヤフオクで売却し、コミネ製のバッテリー方式のグローブに交換しました。下の写真のグローブです。

 

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手首部分のスイッチで強中弱の三段階に切り替えできて、赤橙緑に点灯します。夜走っているとカッコいいです。電池式なので暖める力は弱いかな?と思っていましたがそうでもありません。強のままなら2~3時間でバッテリー切れになりますが、そこまで極寒の中を走り続けることはないと思いますので、まあ大丈夫でしょう。

ソックスも着脱が面倒なのは同じですが、グローブと違って乗り降りの度に脱いだりはしませんので、こちらはそう大変ではなく、KLANのライクラインナーソックスという車体直結型を使い続けています。それに革製のショートブーツをあわせればつま先から向う脛にかけて、強モードだと熱い位になります。下の写真の通り、ちょっとカッコ悪いですが、ブーツの中ですからね。
またこちらも電熱線が太く固いことは同じですので、バイクを降りて歩いているとつま先にかなり違和感がありますが、手と違って痛くはありませんので我慢できますし、何より他メーカーにはソックスという商品が殆ど存在しないのです。皆さん足先が凍えたりしないのかなあ?

 

 

 

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参照:https://www.amazon.co.jp/KLAN-%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%82%AF%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%83%8A%E3%83%BC%E3%82%BD%E3%83%83%E3%82%AF%E3%82%B9-26-28cm-%E9%9B%BB%E7%86%B1%E7%B7%9A%E5%85%A5%E3%82%8A%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%83%8A%E3%83%BC%E3%82%BD%E3%83%83%E3%82%AF%E3%82%B9-JX-120802/dp/B00UF1EV2W

 

 

色々寒さ対策しながら考えてみると、昔は冬の寒い時、信号待ちの度にエンジンに手を当てて暖を取ったりしたものでした。クルマのヒーターも暖房にはエンジンの排熱を利用している訳で、バイクのエンジンも相当な排熱があって、真夏のツーリングではそれを痛感させられていますが、冬にこれをもっと利用できないものですかね?
エンジン回りからの温風を取り出すダクトをウエアにつなぐ必要があるでしょうから、最近増えてきた熱中症予防のファン付き作業服のように、パンと膨らむことになりますが、、。

 

 

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