シニアライダーの日常・R1200Rと共に

シニアライダーの日常と記憶、愛車R1200Rと行くツーリングの記録と四方山話。

ゴルフと酒、バイクと趣味

ゴルフはやらず酒も殆ど飲めません。
サラリーマンとして結構重要なコミュニケーションツール(だった)と思いますが、それで何とか定年までやり過ごしてきました。

 

ゴルフは、若い頃大阪で営業部門にいた時に、同業他社の先輩営業マンに誘われて(強要されて?)、練習場に通ったことはあり、練習用のクラブもその人から譲ってもらって何本かは持っていました。40数年前の当時は、今ほどゴルフが大衆化しておらず、だからこそゴルフのお付き合いができる若手は重宝されるんだ、というのがその人の誘い文句で、その点では成程と納得はできました。またその人はシングルの腕前で、今から思い出しても教え方もうまく、そのままついて行っていればそれなりの腕前にはなれたのかも知れません。

 

 

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ゴルフにのめり込まなかった原因としては、私がロングスリーパー傾向だったことが大きいかも知れません。普通のサラリーマンでしたから、練習は土日となる訳ですが、その先輩の呼び出しがとにかく朝早くて苦痛でした。土日くらいは朝ゆっくり寝たいと思っているところをたたき起こされますから、テンションは下がりっぱなし。更に、コースに出るようになれば朝もっと早いぞ、と脅されてますますやる気がなくなりました。
その後結婚した頃にはゴルフ人口もずいぶん増えていて、家内からできればゴルフはやらないでと言われたことも事実です。ゴルフウィドウという言葉がはやり始めていて、家庭をほったらかしで出かける旦那というのを恐れたみたいです。私にすれば良い言い訳ができたようなもので、その後ゴルフを断る口実にずっと使わせてもらいました。朝眠いから、では説得力皆無ですからね。

 

また酒が飲めないことにも、ロングスリーパーであることが影響しています。酒は飲めないながらも、飲み会の雰囲気は嫌いではなく、酒の肴とかも大好きだったのですが、とにかく呑兵衛には飲みだすと腰が重い人が多く、飲めないのに夜遅くまで引っ張られることが苦痛で、可能な限り逃げ回っていました。酒を体質的に飲めないというほどではなく、弱いながら飲むことはできていたので、場数を踏めばある程度は飲めるようにもなったのかも知れません。

 

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そうやって、夜遅くまでの酒の席、朝早くから出かけるゴルフを回避したおかげで睡眠時間が確保でき、そのほかに使う時間と経済的余裕もできました。

 

趣味といえば、やはりバイクと、そして読書、映画鑑賞、キャンプ、散歩、プラモデル製作等があげられますが、現役時代もずっと続けて来られたものといえばバイクと読書位でしょうか?ほかは単発的に熱が上がったかと思ったらまた冷めて、ということの繰り返しで、持続したものは殆どありませんでした。

ゴルフや飲み会を回避して時間を捻出したとはいっても、そもそも働き方改革なんて存在しない時代の企業奴隷ですから、個人的な時間は最初から限られており、家族に使う時間も多かった(これは決して嫌な時間ではなく、むしろ幸福な時間ではありました)ですから、細切れ時間でも継続できる読書だけが生き残った、ということなのかも知れません。バイクもいまでこそ一番の趣味ですが、始めたのは現役時代の最晩年です。結婚当初はそこまでの時間は作れませんでしたし、まだリターンも考えていませんでした。
そして昨年退職し更に時間ができたからこそ、バイク、読書に加えて上記の映画鑑賞やキャンプ、散歩、プラモデル製作等を趣味と言えるようになったのであって、それまでなら趣味ではなく将来やりたいこと、というままだったと思います。

 

バイクは、40代後半で一度リターンしましたが、結婚が遅かった私はその時にもまだ子育ての最中で、ゴルフウィドウにはならなかったものの、バイクウィドウになりそうな危険を感じた家内からの拒否反応もあって、一旦は挫折しています。でも上記の通り私自身も家族と過ごす時間が嫌ではなく、強制されたとは思っていません。バイクも休日ずっと出かけますからねえ。
この時手放さざるを得なくなった、ヤマハのSRX600というバイクには今でも愛着がありますが、その時はそれしか仕方がなかったですね。
そして子育てが一段落した後、晴れて2度目のリターンライダーとして歩み出したのが約10年前です。その後現在まで5台のバイクを乗り継いできましたが、この先この最も体力が必要で、危険とも隣り合わせの趣味といつまで付き合えるのか、楽しみでもあり、別れる時を考えると寂しくもあり、といった心境です。

 

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