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西新井大師に行ってきました。

 

梅雨明けして、ようやく夏らしい日差しとなった日曜日、都内に所用があって出かけた帰りに、足立区にある西新井大師に行ってきました。

 

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これまで、近くを通る環状7号線、通称環七(カンナナ)を走るたびに、一度寄ってみたいと思っていながら今回が初めての訪問でした。

 

余談ですが都心部の主要幹線道である環七は、てっきり国道だと思っていたのですが、都道だったんですね。環七が318号線、環八(カンパチ)が311号線で、一般になじみはないですが、やはり環一から環六までもあります。環六が山手通りだというのは聞いたことがありました。

 

さて西新井大師ですが、夏の日差しが本格化した昼下がりの時間帯で、確かに暑かったものの酷暑という程ではなく、広い境内に人もまばら、ということもあってゆっくり見学ができました。
最近初めての場所に来ると、コロナ以前の休日にはどれくらいの人出があったんだろうな?という事をよく考えます。この日も観光客より境内の露店や寺務所の人の方が多い位で、正直気の毒になります。といって露店で何か買って食べるという気にも中々なれず、声掛けしてもらうのが申し訳なかったです。

 

西新井大師は、五智山遍照院總持寺(ごちさん へんじょういん そうじじ)、真言宗の寺院です。昔、弘法大師がここに立ち寄り、悪疫の流行に悩む村人たちを救おうとして、十一面観音像と自身の像を彫り、枯れ井戸に安置して護摩祈願を行ったところ、清らかな水が湧き、病もたちどころに平癒したのだそうです。そしてその井戸がお堂の西側にあったことから「西新井」の地名ができたと伝えられています。

 

私はこれまでずっと、この西新井大師は、川崎大師、佐野厄除け大師と並んで関東三大師の一つだと思っていたのですが、調べてみるとどうもそうではないみたいです。
大師というのは通常「弘法大師」のことを指し、この西新井大師と、川崎大師、そして千葉県香取市にある観福寺大師堂が「関東厄除け三大師」と呼ばれているのだそうです。
弘法大師ですからこれらは真言宗のお寺という事になりますが、佐野厄除け大師は天台宗の寺院で、「元三大師(がんざんだいし)」と呼ばれた良源という僧侶を祀っていて、前橋の青柳大師、埼玉県の川越大師と共に「関東の三大師」と呼ぶそうです。
そもそも「関東三大師」という呼称自体なかったんですね。

 

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参照:https://www.jindaiji.or.jp/about/ganzandaishi.php

 

これは深大寺蕎麦で有名な調布市の「深大寺」の護符です。この像を見たことのある方も多いのではないかと思いますが、コロナ禍もあって、この護符は厄除けで現在人気なのだとか。また、おみくじはこの元三大師が広めたと言われているのだそうです。

 

元三大師については全く知識もなかったのですが、数年前近所の寺院で上の写真のような元三大師の護符を初めて見ました。一見すると気味が悪く、悪魔の像なのかと思ったほどですが、これは角大師といって、元三大師が夜叉の姿に化して疫病神を追い払った時の像なのだそうです。
今の世相、アマビエとかこの元三大師の護符だとか、神でも仏でも妖怪でも何にでも縋りたい気持ちも解りますね。

 

 

 

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