シニアライダーの日常・R1200Rと共に

シニアライダーの日常と記憶、愛車R1200Rと行くツーリングの記録と四方山話。

残念ですが、我が家の愛猫「ロク」の肉球は治らないようです、、。

 

遂に来月末には人間換算年齢で90歳となる、我が家の愛猫ロクですが、動きは流石に緩慢になってきたものの元気です。久しぶりに会った獣医さんからも、目力(メヂカラ)があるのでまだまだ頑張れると思いますよとの嬉しいお言葉が。

 

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後ろ右足に包帯を巻かれていますので、ガニ股状態ですが、普通に暮らしています。時々気になって後ろ足をブンブン振り回していますけど、、。


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後ろ足に包帯を巻いている理由は上の記事の通りで、昔から硬化してカサブタ状になっていた肉球の状態が悪化したためです。
当初は、時間はかかりますがじっくりやれば治るでしょうとの獣医さんの見立てだったのですが、経過観察に連れて行ったところ、どうも回復具合が思わしくないようです。肉球の表皮がめくれあがってズレてしまっていて、このままでは再生しないのだそうです。ズレた表皮を元通りに引っ張って縫合してやらなければならないのだけれど、それには全身麻酔が必要で、この高齢な猫の場合は命の危険もないとは言えないと。先生としてはそこまでのリスクを冒して手術に踏み切るよりも、このままそっと余生(とは先生は言いませんが)を送らせてあげた方が良いんじゃないですか?との事なのです。

 

生命力の強い猫のことですから、肉球くらい平気で再生してくるものだと思っていましたが、どうもそうではないようです。まあ完全な室内猫ですし、ウチの床は皆がフローリング嫌いなものでカーペット張りですから、柔らかくて肉球への負担も少ない環境だとは思います。先生も、包帯の状態をそう嫌がっていないのなら痛みもないのでしょうし、案外快適に暮らしていけると思いますよとの事で、確かに包帯を巻かれた足でも結構平気に歩いたり走ったりしています。

 

それならそれで受け入れなくては仕方ありませんし、彼女が少しでも快適なようにしてやるだけなのですが、問題は毎日の包帯交換と足の洗浄です。そもそも抱かれるのが大嫌いなうえに、押さえつけられて足の痛いところを洗ったり拭いたりされる訳ですから、最近では包帯やガーゼを見るだけで近寄っても来ません。
何とか隙を見て捕まえ、家内と二人掛かりでようやくやり終えますが、その間逃げようとしてジタバタするし、鳴き続けるしでもう大変です。

 

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基本的に私が抱きかかえる係で、その間に家内が洗浄とガーゼ、包帯の交換をするのですが、嫌がるところを押さえつけている私は、ますます嫌われる訳です、、。
治らない限りこの作業は毎日の事ですから、やはり当初は何とか治す方法は無いのかと考えましたし、以前なら自分なりの考えで先生にそうお願いしていたかも知れません。でも今回は、治らないかも知れないと言う獣医さんの見立てを、左程抵抗なく受け入れられました。

 

何故かと言うと、今お世話になっている獣医さんがとても信頼出来る人で、彼女(女医さんなのです)の言う事ならそうしようと素直に思えるのです。
今回の手術見送りも、病院側としては一銭にもならない判断ですし、その前からも、例えば、当たり前と思って毎年受けていた予防接種も、ロクちゃんは完全な室内猫で感染のリスクは殆ど無いし、彼女にとっては来院することが極度のストレスのようですから、もう止めませんか?と先生から申し出てくれたりと、病院の利益より動物の事を優先して考えてくれていることが随所に感じられる人なのです。診察だけで、薬品や資材を使わなかった時は料金も取りません。動物にもとてもやさしく接してくれて、ウチのロクも先生に診察されている時はおとなしくじっとしているんだそうです。

 

この先生に出会ったのは先住猫のクーが亡くなった後で、それまでお世話になっていた獣医さんも、もちろん悪い人ではないのですが、ビジネスライクなところが家内はあまり好きではなかったようで、家内が近所の動物病院を探して今の先生に巡り合ったのです。他にも、娘の同級生に動物病院の娘さんがいましたので、ネコを飼い始めた時はそこも候補として考えましたが、何かあった時に知り合いだと逆にお互いが気まずい思いをしそうで、ここにお世話になることは止めました。

 

という経緯ですので、今後も今の先生にずっとお世話になると思いますし、変な言い方ですが一日も長く先生とお付き合いできるように、ロクには頑張って欲しいと思います。

 

ここまで自分の考えの様に書いてきましたが、大部分は家内の思いを代弁したものです。家内にとってロクと(先に亡くなった)クーは3人目4人目の子供のような存在で、その愛情は大変なものです。それが彼らにも伝わるようで、家内に対する信頼感は絶大であり、私なんかが立ち入るスキはありません。その分失った時の悲しみも大きく、クーが死んだ時、家内は数カ月間ペットロスから立ち直れませんでした。いずれ来るロクとの別れが心配です。

 

 

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