シニアライダーの日常・R1200Rと共に

シニアライダーの日常と記憶、愛車R1200Rと行くツーリングの記録と四方山話。

BS朝日「昭和のクルマといつまでも」

 

BS朝日で放映中の「昭和のクルマといつまでも」という番組があるのですが、私の世代にはピッタリの企画で、毎週楽しみにしています。

 

www.bs-asahi.co.jp


ナレーションは俳優の國村隼さんで、いつもは悪役が多いですが、この番組で印象が変わりました。普通の時は低音のシブい声なのですが、好きなクルマが登場すると、実に愛嬌のある弾んだ声に変わります。年齢は私とほぼ同じで、旧車大好き爺さんです。懐かしがるポイントや好きなクルマなどで被るところが多くて、共感しながら見ています。

 

登場するのは、「昭和に生産され、現オーナーが30年以上乗り続けている」という基準で探し出されてきたクルマです。昨今の旧車ブームで、昭和に生産されたクルマ、というだけなら沢山見つかるのですが、それに30年以上乗り続けている、となると格段に難易度が上がります。スタッフも毎週苦労して、人づてや街の修理工場での聞き込みなどで探し出してきます。

 

残念ながら私の過去の愛車はまだ登場していないのですが、親父の愛車だった「スバル360」と友人の「ホンダN360」が登場しましたので、この思い出を書いてみようと思います。


以前の記事と一部重複しますが、親父のスバル360は、私が小学生の時に親父が2台目のマイカーとして購入したものです。1台目は、マツダR360クーペというとても可愛らしい軽四で、それまではバイク(当時は単車と呼んでいました)に乗っていました。

 

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そして2台目がスバル360です。色もこの写真と同じアイボリーホワイトで、古い中古車だったR360クーペから新車となったので、色々快適でした。フォルクスワーゲンのかぶと虫に対して、てんとう虫と呼ばれたスタイリングは斬新で、室内も広く、大人4人でも何とか大丈夫、後ろに子供2人なら十分乗れる広さを確保していました。
当時子供でしたので全く知識もありませんでしたが、それでもR360クーペのエンジンは非力そうで、制限速度域である50~60km/hでも頑張ってる感が満載だったのに対し、スバル360のエンジンには余力を感じました。
空冷2気筒の2サイクルリアエンジンで、ボロンボロンという独特の音が後ろから聞こえたのを憶えています。高校の時の愛車だったヤマハRX350というバイクのエンジンとほぼ同じ排気量・仕様でしかありませんが、でもその分車重も軽く、今の私のバイクの1.5倍位、400kg未満しかありません。

番組に登場したクルマはセルが不調で、坂を使って押し掛け(!)していましたが、これもこの軽さあってのことですし、電子制御、オートマの今のクルマにはできない技ですね。確かに免許取得当時、ボロ車しか持っていない仲間内では、エンジンが掛からなくなったら同乗者が降りて押す、というのは珍しくもなかったです。

 

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参照:https://nosweb.jp/articles/detail/502

上の写真の、ホンダN360、通称Nコロは、一時友人が乗っていたもので、ツーリングSというスポーティタイプのグリーン、これも写真と同じ車体色・仕様です。
車高を少し落として、幅広タイヤでミニクーパー風にカスタムしていました。短期間でしたが友人の運転であちこち走ったものです。

 

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参照:https://nosweb.jp/articles/detail/503

車内もこんな感じで、当時の軽四としてはとてもスポーティでセンス良かったです。しかし友人のこのNコロには少し問題があって、実はキーが付いてないまま直結で乗っていたのです。当時(昭和49年まで)軽四には車検制度がなく、結構勝手な改造も横行していました。このNコロの場合は、改造というより不備ですが、キーボックスが取り去られていて配線コードがむき出しになっており、それを接触させてセルを回す、という盗難車みたいな状態でした。どういういきさつかは忘れましたが、映画に出てくる自動車泥棒のような始動方法を毎回やっていたのです。勿論盗難車という訳ではなかったのですが、今だと一発アウトですね。(当時でもアウトか、、)
でもクルマを離れる時にドアロックはしなかったんでしょうか?そのへんすっかり忘れています。

 

といった具合で、若かりし頃を思い出させてくれる番組ですが、いつか私のかつての愛車も登場することを期待しています。

 

 

 

 

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