今日、3月21日は千葉県知事選挙の日で、あいにくの雨でしたが私と家内と娘の3人で投票に行ってきました。前回投票に行ったのは2年前の参議院選挙で、この時は下のような記事を書いていました。
投票率の低さや投票システムが時代遅れであることを書いていましたが、これは今回も変わることはありません。国政選挙でもなく、しかも天気も悪いということで投票率は15時半時点でわずか15%、それでも前回より1%程度上回っているようですが、最終的には前回の投票率30%強あたりで着地するのでしょう。10人の有権者のうち3人しか投票に行かない訳で、これで民意を反映していると言えるんでしょうかね。
まあ「選挙権」は権利であって義務ではありませんので、放棄するのも個人の自由ですが、、。
ちなみに昔習った国民の三大義務と三大権利は、義務が教育(を受けさせる義務)・勤労・納税、権利が生存権・教育を受ける権利・参政権、でした。日頃意識している訳ではなく、今回改めて思い出したのですが、確かにこれらの義務についてはしっかり求められていますから、やはりそれに見合う権利は行使したいと思います。
今回の千葉県知事選挙は、何かと話題だった(あまりいい意味ではなく、、)森田健作知事の後任選挙ということで一定の関心は集めたと思うのですが、結果はこのとおりでした。関心が投票行動に結びついていないことを何とかしないといけないんでしょうね。
また今回は出馬した顔ぶれでも話題を集め、特に政見放送は結構ひどかったみたいです。「カオス」「放送事故」等ネット上でも騒がれ、放送局には苦情も寄せられたそうですが、確かに政見放送でプロポーズ、というのはあんまりですね。
またまた千葉県の民度が、、みたいなことを言われる事態となってしまった訳ですが、当然しっかりした候補の方もいらっしゃいますし、選挙結果にはさほど心配はしていません。
私は、現在の政治への無関心を改善するのは容易ではないので、まずは投票という行為をし易くすることから始めれば良いと考えているのですが、しかし上記のような泡沫候補(とあえて言わせてもらいます)が当選するとすれば、今の選挙システムが一気に改革され、誰でもどこでもネット投票が可能になった時なんじゃないかと、今はそれが心配になってきました。
偉そうなことを言う積りは毛頭ありませんが、一定の資金さえあれば面白半分に立候補もでき、スマホで簡単に投票できれば、これも面白半分に投票する人が増える、というのが果たして改善・改革といえるのかどうか、今日の選挙で考え込んでしまいました。