シニアライダーの日常・R1200Rと共に

シニアライダーの日常と記憶、愛車R1200Rと行くツーリングの記録と四方山話。

娘のFTR初単独ツーリング

 

今週の日曜日、娘は早くから起き出して初のFTR単独行に出掛けました。今年の初めに納車されてから練習ツーリングという名のお付き合いを5回ほどやり、ようやく独り立ちですが、内心ちょっと寂しいと言うのも本音です。
 

私はR君を12カ月点検に持って行く予定でしたので、娘が出発した後のんびり準備をしていたのですが、出掛けてから30~40分後に娘から電話がかかってきました。
去年の夏、息子がクルマで対物事故を起こした時もこんな感じで電話がかかってきたことを思い出して、嫌~な予感がしたのですが、そうではなく、燃料コックはどうすればリザーブになるのかを確認したいという内容でした。走っていてふと不安になったんだそうです。事故ったんじゃないかという懸念は取り越し苦労に終わって一安心でしたが、今後もちょっと心配、ちょっと寂しいというのは継続するのでしょうね。

 

ちょっと心配という点で言えば、私自身は危険を殆ど感じたりしないのに、娘が乗っているところを想像すると、悪い連想ばかりが出てきます。右直事故に会わないかとか、対向車が突っこんでこないかとか、脇道から飛び出してこないかとか、考えだすとキリがありません。終いにはバイク免許を取らせなければこんな心配はしなかったとまで思い始めます。
ただ娘は割と慎重な性格で、スピードに関しても、飛ばしたいという願望は全く無いようです。そもそもFTRというバイクは飛ばすバイクではありませんし、その点では上に書いた事故よりも、むしろ後ろに着いたクルマにイライラされて煽られるリスクの方が高いのかも知れません。
また安全装備という面も気にしていて、今使っているウェアのプロテクターはソフトタイプなので、胸部プロテクターも含めてもっと本格的なものにしたいと思っているようです。それならプロテクターに加えて、今私が使っていないバイク用のエアバッグ内蔵ベストも使わせてみようかなと考えています。
私がリターンライダーとなった時、久々のバイクで私自身もまだ恐怖心が先立っていましたので、このエアバッグ内蔵ベストは常に着用していました。本当は今でも使った方が良いのですが、慣れが戻って来て全く使わなくなっています。

 

 

無限電光というメーカーが作っている「hit-air」という製品で、小型のエアボンベが内蔵されていて、それを解除するピンにつながったコードをバイクの車体に直結します。事故によりバイクから投げ出されると、ピンが引かれてボンベのエアーがベストに内蔵したエアバッグを瞬時に膨らませて、首、脊椎、尾骶骨を保護してくれると言うものです。車体から飛ばされた場合でないと作動しませんので、正面衝突等には無力ですが、バイク乗りが大きなダメージを受ける地面との衝突には効果は大きいと思います。白バイ隊員も着用していますし、乗馬スクールでもこの製品が使われていました。
ただ、一定距離を設定したコードで車体とベストを結びますから、例えば立ちゴケした時にでもエアバッグが膨らんでミシュランマンみたいになります。娘がバイクに乗るとなった時からこのベスト着用を考えてはいたのですが、何度も立ちゴケするレベルではかえって大変です。ですが、教習中には数えきれないくらいCB400を倒したという娘も、軽いFTRなら多分立ちゴケはせずに踏ん張れるといいますし、実際見ていても大丈夫そうですので、今後単独行となる彼女にはこれを勧めてみようと思います。 

 

また、ちょっと寂しいという点は、娘とツーリングという父親ライダーの自己満足を私が我慢するしかないですし、そもそもバイクの性格や私と娘の走り方はかなり違いますから、娘に合わせると私がストレスになりますし、私に合わせると娘は緊張してしまうみたいです。
この日も娘は2~3時間近場を流して、気持ちのいい木陰で休憩して、それでストレスが解消できたみたいですから、それもとても良いバイクとの付き合いなんじゃないですかね。何度か一緒に練習に行った、手賀沼南岸の手賀の丘というところを目的地として、近くのコンビニで軽食を買い、涼しい風の通る高台の木陰で一休みして帰ってきたとのことです。

 

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これは去年私が撮った写真ですが、上の写真のような木立を抜けて少し歩くと、手賀沼を遠望できる、こんな風通しの良い高台で一休みできます。


このままチョイ乗りライダーでいくのか、徐々に距離を延ばして本格的なツーリングライダーとなるのか、それともバイク自体が一時の熱で終わるのか、それも娘次第ですね。

 

 

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