先日舶来品信仰というブログを書きましたが、私は今ドイツ製のBMWバイクに乗っていますので、国産、輸入(舶来)バイクについてもうちょっと書いてみます。
先日の舶来品ブログでも書いた通り、私がバイクに乗るようになった1970年代には既に日本車は世界チャンピオンで、世界中の市場を席巻していました。ですから選ぶのに国産車以外はあり得なかったですし、何より田舎の貧乏高校生が外国車を買えるはずもありませんでした。
最初は古~いホンダのCS90から始まりましたが、改めて今見ると中々スマートですね。
その後スズキのT21、ヤマハのRX350と乗り換えて、RX350が高校時代のメイン機種でした。その後バイクから離れ、数十年後にリターンしたのがヤマハのSRX600、カワサキのW650ですから、ここまでは国産車ばかりです。
そして最初に乗った外国製バイクがトライアンフのボンネビルです。厳密にいえば1980年代の初めに韓国で駐在していた頃に足として買ったモペットがあり、これは海外車ですが韓国でのノックダウン生産車でしたから韓国では国産車でもあり、まあ除外してもいいでしょう。多分ヨーロッパ車で、お洒落でカッコイイバイクでしたが。
何でボンネビルを買ったのかというと、当時乗っていたカワサキのW650は昔知っていたW1のイメージからするとあまりにジェントルで乗りやすく、その面ではリターンライダーに優しいバイクではあったのですが、反面物足りなくなってきて、他のバイクに興味が出てきていたところだったのです。ボンネビルはカワサキの前身であるメグロがお手本としたバイクですので、W650にとっても遠い祖先ということになります。特にトライアンフへの思い入れはなかったのですが、ディーラーの店頭に置かれていた黒のトライアンフをたまたま見かけて、当時国産車ではW650以外にこのタイプのネイキッドバイクは無く(W650のスタイルはとても好きだったのです。)、試乗車としてお洒落にプチカスタムしていたのも気に入って購入することになりました。
次に買ったアプリリアMANA850はオートマチックという目新しさで購入に至ったのですが、すぐに飽きてしまいました。
とてもマイナーなバイクで1年程乗っていた間、一度も同型車には会いませんでしたが、今となってみれば、イタリア車らしいセンスの良さもありましたし、何よりツーリングはとても楽でしたので、お金と場所さえあればもう一度メインではないバイクとして置いておきたいですね。
その後BMWのR1200Rに出会ったのですが、これがなければ再び国産に戻っていたかも知れません。バイク自体も良くできていると思いますが、ボクサーツインという愛称で知られる、水平対向2気筒エンジンにハマったということなんだと思います。もう通算10年ボクサーツインに乗っています。再度買い替えることがあるならやはり排気量アップしたR1250Rを買うと思います。RnineTという姉妹車も捨てがたいですが。
バイク品質では日本製が依然トップクラスを堅持していると思いますので、中高級品は国産で超高級品が外国製、というのはバイクにはあまり当てはまらず、特に私の場合は単に好きか嫌いかで選んでいたような気がします。
当然バイクにも超高級品(高額車)というのはあり、MVアグスタやドゥカティ、ハーレー、インディアン等は500万円を超える車種を揃えていますが、カワサキでもNinjaH2Rは600万円もしますから。
もし国産現行車で買うとすれば、ヤマハのXSR900かBOLT、ホンダのCB1100かレブル1100、カワサキのZ900RS、スズキのGSX-S750かSV650がいいですね。こだわりは、ネイキッドでヘッドライトがハンドルと連動していること。スズキのKATANAはカッコいいとは思いますが、ミニカウルのないネイキッドのカタナはやはり考えにくいですね。
ただ本当に国産車を買うなら、旧車のホンダのCB750FourかヤマハのXS650が欲しいですね。カワサキのW1、W1Sも良いですが、もうセル無しのキックスタートは無理です。
CB750Fourは幼馴染が40年以上K4に乗り続けていて、2年前には同窓会ツーリングもしました。それが流石に各所にガタが来て、維持するのも大変なのでとうとう手放すことにしたと聞き、それなら俺が引き取ると言いたかったのですが、保管する場所とかレストアする費用が工面できるかとか色々悩んで、結局言い出せないままに終わりました。盆栽バイクではなく40年以上ずっと現役だったCB750にはそうそうお目にかかれないでしょうし、今でもちょっと悔やんでいます。でも一番悔やんでいるのは本人みたいで、その時は今後は自分でレストアしたモンキーだけにすると言っていたのが、やはり我慢できずいつの間にかセローを買って乗り回しているようです。