シニアライダーの日常・R1200Rと共に

シニアライダーの日常と記憶、愛車R1200Rと行くツーリングの記録と四方山話。

国産車と輸入車

 

国産バイクと外国製バイクの話に続いて、国産車(四輪)と輸入車の話です。

 

今私はクルマの方もドイツ製のフォルクスワーゲンポロに乗っていますが、外国車はフォルクスワーゲンばかりで、今5台目です。ゴルフ2台、トゥーラン2台、そして今のポロとなります。

 

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バイクの場合は、私が免許を取って乗り始めた1970年頃には既に日本車が最強の位置に君臨していましたが、四輪の方はまだまだだったと思います。その5~6年前の第2回日本グランプリというツーリングカー(市販車改造)レースで、当時プリンス自動車製だったスカイラインが、一周だけポルシェの前を走ったとして大騒ぎになったらしいですから。その後プリンスは日産に吸収合併されてスカイラインGT-R伝説が始まり、国産車の水準が徐々に世界的にも認められて行く訳です。

 

普通自動車の運転免許を取って最初に乗ったのが親父のお下がりの三菱ミニカ70、その後国産車を7台乗り継いで、ゴルフに乗り始めたのは本当にたまたまでした。
それまでは自分が外国車に乗るとは思っていませんでしたが、大学生の頃、それまで長寿を誇ったビートルがゴルフに世代交代し、ゴルフもその後大ヒットしましたので一通りの知識は持っていましたし、当時アメリカ西海岸の若者が古いビートルにサーフボードを積んで走る映像や、わたせせいぞうというイラストレーターが描くビートルやゴルフの絵を見て、憧れはありましたね。

 

ゴルフに乗ることになったのは、職場の後輩の愛車を引き受けることになったからです。彼がこのゴルフで右折待機中に、後続車にノーブレーキで突っ込まれ、ゴルフの硬いボディとシート背面の厚い鉄板に命を救われた(それでも数か月入院しました)ことから、全損と言われたこのゴルフを再度修理して、大切に乗ってきたものです。転勤でクルマを処分するしかなくなったのですが、見も知らぬ人の手に渡るくらいなら〇〇さんコイツを引き受けてもらえませんかと頼まれたものです。
当時乗っていた三菱ギャランシグマはまだまだ乗れる状態ではあったのですが、ちょっとほかのクルマに乗ってみたいなという気も起き始めていたのだと思います。後輩の頼みということを理由に引き受けることにしました。
シルバーのゴルフⅡ5ドアCliでしたが、恐らく正規輸入ではないディーゼルのオートマチックで、他にはこの仕様に出会ったことがありません。フロントグリルは4灯式に交換されていました。

 

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思いがけず愛車となったゴルフですが、高級というより質実剛健という感じで、どこもカッチリしている印象でした。後輩の命を守ったボデイもそうですが、シートもサスペンションもすべて良い意味で柔らかくないと感じました。また、そもそもメッキパーツや木目のインテリアなど、当時の国産車が高級感演出のために多用していたパーツは好きではなかったですから、いかにもプラスティック、というインテリアも違和感なかったです。ただこのクルマは、ハンドルは右でしたがワイパーは左ハンドル仕様のままで、右側は隅まで拭き取ってくれず、雨の日は視界が狭かったのが不便でした。

 

ということで、積極的な理由で輸入車に乗り換えた訳ではなく、国産車に不満があった訳でもありません。また乗ってみた上でゴルフに国産車以上の走行性能や高級感を感じた訳でもありません。ただ、上でも書いたようにすべてにカッチリしているところとか、これらは「味」とでも言うしかないのでしょうが、これが気に入って、ゴルフがⅡからⅢにモデルチェンジした時に乗り換えることにしました。その後子育て期のホンダステップワゴンでの10年間を挟んで、再びフォルクスワーゲンに回帰したのもこの時の印象が強かったからなのでしょう。

 

お金さえあれば、当然超高級ゾーンを担う車種もいくらでもありますし、ボルボとか更に安全性を打ち出したクルマもありますが、経済力とのバランスで考えれば、今後もし乗り換えるとしても、輸入車ならやはりフォルクスワーゲンになりそうです。ただ妻と二人になると考えれば、フィアット500とかミニに乗る爺さんもカッコいいですね。

 

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