シニアライダーの日常・R1200Rと共に

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鉄板焼ステーキ店と生スパゲティ店、御夫婦で営む飲食店で感じたこと。

 

御夫婦で営む飲食店は数多いですが、我が家の行きつけの中にも何店かあります。最近新たに開拓した2店舗もそういうところでした。
まずは、妻が友人に誘われて行ってとても美味しかったからと、家族で訪問した鉄板焼ステーキ店。我が家からはクルマなら30分程度のところです。

 

千葉県北西部の住宅街にあり、御主人は某シティホテルで経験を積んだのちに独立してこの店を始めたのだそうです。
この日はコースメニューをいただきましたが、ステーキの前に出される魚介3種盛りや大根のステーキも大変美味でした。私は元来、風呂吹き大根やおでん、ブリ大根等、大根を煮付けた料理はあまり得意ではないのですが、この大根のステーキはソースがとても美味しくて苦手意識は全くなかったです。ご飯は白米かガーリックライスが選べ、私はガーリックライスにしました。
その他サラダや食後のデザート・飲み物も付いていて、それにしては大変良心的な価格でした。都内のちょっとした鉄板焼ステーキ店でのディナーなら軽く倍は取られるんじゃないですかね?

 

御主人はカウンター内の鉄板を前に調理を担当し、奥さんがホールを切りまわしています。この日は土曜日の夜でしたのでもう一人女性が居ましたが、ランチの時間帯は御夫婦二人だそうです。

 

 

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そしてその数日前に訪問したスパゲティ店(この店ではパスタではなくスパゲティと限定していました)もやはり御夫婦でやっている店でした。少し前に私がネット情報で発見して訪問し、とても美味しかったので今回は妻を誘って行ってきました。

 

ここは生スパゲティの店で、素材の味を引き出す日本の料理を基本に、シンプルな味付けで素材そのものの味を活かす、というのが売りみたいです。確かにイタリア料理というよりは日本風スパゲティという気もしますし、店自体も二階建ての三軒長屋の一階が飲食店仕様、という良く見るタイプの建物で、外観も店内も元は小料理屋か蕎麦屋だったのかな?という雰囲気が残っています。事前に情報がないとまず見つけられない店だと思います。
私はモッツァレラチーズとフレッシュトマト、妻は黄金のカルボナーラを食べたのですが、狭い店舗ですし、この時は相客等が写真を撮りにくい雰囲気でしたので写真はありません。

 

こちらも調理は御主人、接客は奥さんの二人で切りまわしていて、週4日11時から14時までだけの営業という全く金儲け志向のない、家庭的で小さなお店です。
上記の鉄板焼ステーキ店より御夫婦共に高齢でもあるからか、良く考えられた省力化システムになっていて、基本的には客が体を動かしてスムーズに店が回るように協力する半ばセルフの仕組みです。

 

私がこの店の情報を得たグルメサイトでは、食通らしき人からの辛めの評価が結構見受けられ、中でも多いのは奥さんの接客に対する不満でした。そっけない、冷たい、不愛想等々、私はベタベタしないあっさりした接客でむしろ好感を持ったのですが、これはお客様は神様という思想の弊害もあるんじゃないんですかね?
日本のおもてなし精神というのがむやみに称賛されていますが、飲食・小売りの世界では売り手と買い手、店と顧客は対等という意識をもっと持つべきだと思います。かといってやたら威張る寿司屋や蕎麦屋(偏見です、、)も勘弁してほしいですが、、。

 

かなり前ですが、老夫婦と孫娘の3人で地元に根付いて細々とやっていたラーメン屋が、ネットで思わぬ評判を呼んで客が押し寄せた結果、接客が悪い、注文してもラーメンが出てこない、最低、などと逆に炎上してしまい、あげく店はつぶれてしまった、という話を聞いたことがあります。この店もスパゲティは美味しいだけにそんなことにならないことを祈ります。

 

そして、こういった御夫婦で営業している店にうかがっていつも思うことは、夫婦仲円満で素晴らしいなということです。ほぼ24時間生活を共にしている訳ですから、嫌になることも当然あるのでしょうが、それを顔や態度に出す訳にはいきませんし、私には到底無理です。
決してウチの夫婦仲が悪い訳ではないのですが、逆に悪くならないようにお互い一人になる時間を何とか確保しようと意識している結果でもあると思っています。
まだ子供が小さかった頃、サラリーマン生活に行き詰まりを感じ、当時拡大の一途だったコンビニ経営でもしてみようかと思ったことがあったのですが、今思えば我が家の場合は、経営難とか以前に夫婦関係破綻の道だったかも知れません。

 

 

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