２０年選手だった我が家のミキサーが遂に動かなくなったのですが、実は最近の我が家ではミキサーの出番は殆どありません。子供たちが小さい頃には妻がジュースを作ったりもしていたのですが、最近ではナンで食べるバターチキンカレーやキーマカレーを私が作った時に、牛乳とヨーグルトでラッシーを作るくらいしか使っていませんでした。
そもそも私はミキサーとジューサーの違いからして良くわかっていなかったのですが、この機会にちょっと調べてみると、
ミキサーとは、カッターが高速回転をし、食材を細かく切削しながら液体と一緒に攪拌するもので、投入した食材をかき混ぜて細かく砕いただけなので、食材に含まれる食物繊維を豊富にとることができ、ジュース、スムージー、スープなどが作れる。
一方、ジューサーとは、ジュースを絞り出すジュース専用調理器具で、果物や野菜から水分のみを抽出しろ過する。食材のみでジュースが作れるので食材100％のジュースが作れる。
となっていて、名前通りといえばその通り。ウチのはやはりミキサーですね。
これも我が家では殆ど出番のないフードプロセッサーの説明もありましたが、大きく食材を「固体のまま刻む」のがフードプロセッサーで、「液体と一緒に、液体状になるまで攪拌する」のがミキサー。調理の方法による食材の残り方に違いがあるのだそうです。
使用頻度は低いものの、やはりないと困るかなということでネットで探してみると、最近はミキサーもとても安くなっているんですね。ミキサーに限らず日用電化製品の価格低下は目覚ましいものがあり、それが中国製品のおかげなのは間違いないのですが、正直不安もあって、日本ブランドの製品を見てみると価格はほぼ倍です。ですが最近は日本ブランドとはいっても中国生産が殆どですから、ここは価格優先で中国製の中で口コミ評価の高いものを選ぶことにしました。
また今回ネットで検索していると、中にダントツで高いものがありましたが、それはアメリカのバイタミックスという会社の製品で、これは倍どころか一桁、下手したら二桁も違う高価格です。何でだろうと思ったのですが、超ハイパワー、高機能で有名なブランド品らしいです。種や皮、芯まで丸ごと粉砕できるのだとか。そもそも性能云々以前に価格面で我が家では候補にも入りませんでしたが、、。
余談ですが、このバイタミックス社では自社製品をブレンダーと呼んでいます。日本へブレンダーを導入した時にメーカーが日本人になじみやすくミキサーとネーミングし、ハンディタイプをブレンダーと呼ぶようになっただけでモノは同じなんだそうです。
このような観点で選んだ製品が数日して到着しましたが、以前のガラス容器とは違ってプラスチック製で何やら安っぽい感がするのは確かです。外観はともあれ、氷も粉砕できシェイクが作れるとの事でしたので早速やってみたのですが、うたい文句とは裏腹に氷は空回りするだけで全く粉砕してくれません。氷については何やら但し書きが色々あって、それでないと氷の粉砕は出来ないとありますから百歩譲ったとしても、その他にスイッチをひねっている間だけ回転するフラッシュという操作もできず、残念ながら購入前の懸念通り不良品に当たってしまったようです。
早速中国のカスタマーセンターにグーグル翻訳を使いながら英語、中国語で問合せしてみると、レスポンスは至極良好で、作動しないことを証明するスマホでの動画等を要求され、それを確認した上で、不良品として取り扱い即時全額返金に応じてくれました。本来は交換となるらしいですが、現在この製品が欠番で交換対応できず、返金対応とするので現物は私の方で処分してくれとのことでした。
製品については残念でしたがその後の対応等は凄く誠実でしたので、印象が悪くなることはありませんでした。
とはいえ再度中国製というのも不安なのは確かでしたので、今度は同じ中国製だとしても日本の保証が入るものとして、アイリスオーヤマの製品を選びました。最初の中国製品に比べると、ほぼ同一スペックで２割程高かったですが容器もガラス製でしっかりしており、各部の動作も正常、何より氷も粉砕できます。最初からこうしておけばよかったなという思いもありますが、最初の製品のやり取りも、相手方の誠意が感じられてそれなりに楽しかったですから、いい経験と思うことにします。
