シニアライダーの日常・R1200Rと共に

シニアライダーの日常と記憶、愛車R1200Rと行くツーリングの記録と四方山話。

乾燥注意報と室内の暖房

 

冬場になると大気が乾燥し、関東では乾燥注意報が出続けることになります。首都圏でも1月初めに続いての大雪が予想されたこの日、千葉県でも雨が雪に変わって一気に湿度も上がりましたが、空気が乾いた状態が続くと喉が痛くなって困ります。

 

私は小さい頃から喉が弱く、常に喉から風邪をひきます。そんな時医者に行くと、扁桃腺が腫れているねとよく言われたのですが、今では普通に喉が腫れていると言われ、扁桃腺という単語自体があまり一般的じゃないように感じます。当時は扁桃腺切除(?)の手術をする子供も結構普通にいて、医者も割と簡単に「じゃあ扁桃腺切りましょうか?」と言っていたような、、。私の場合は、今切れば楽にはなるけど、大人になれば大体扁桃腺の腫れは無くなるから、無理に切るのはやめようと我が家のかかり付けの先生に言われた記憶があります。扁桃腺を切るという言葉自体も今ではほとんど聞かない気がするのですがどうなんでしょう?医学の常識が変わって来たんでしょうか?

 

ただでさえ乾燥するこの時期、室内では暖房器具を使いますから更に乾燥し、大人になった今でもやはり喉は痛くなります。我が家では今ホットカーペットとオイルヒーターが暖房の主役で、これらは部屋を乾燥させることは少ないですが、これも喉の弱い私のリクエストでかなり前からこのやり方になっているものです。妻は部屋の温度があまり上がることは好きではなく、できれば部屋の暖房なしで炬燵に入る、というのが好きみたいですが、今は年老いた猫がいますので、私に合わせてというより、猫の「ロク」のためにこの方式に合わせているということのようです。
私も元々は寒い部屋で炬燵にもぐるというのが当たり前の生活をしていたのですが、社会人になって韓国駐在となった時に「オンドル」の快適さに目覚めてしまい、冬寒い部屋、冷たい床に耐えられなくなってしまったのです。
オンドルとは、元々は台所で煮炊きをした熱を床下に通し部屋を暖めるという朝鮮半島で一般的な暖房方式です。台所のかまどで火をたくと、その暖かい煙が家の床下を通り、最後に煙は外にある煙突から出て行きますが、これで床がホカホカと暖かくなるのです。床そのものはそれほど熱くならないので、座布団は薄く寝る布団も床の熱がよく伝わるように薄めなのだそうですが、知らない日本人が貧乏くさいなどと暴言を吐くんだとか。私が韓国に駐在した当時でも既に煮炊きするかまどではなく、オンドル用の練炭かまどが別に設置されていることが殆どでしたし、煙を床下に這わせるのではなく、温水パイプを床下に通して練炭で温めた温水を循環させる、今の床暖房と同じ仕組みに変わっていたと思います。煙を循環させていると一酸化炭素中毒等の危険も高くなりますから変わってきたのだと思いますが、それでも燃料である練炭の不完全燃焼による一酸化炭素中毒事故は毎年冬には報道されていました。
またこの暖房方法によって、座り方は男性があぐら、女性もあぐらか足の片方を立てひざにして、お尻が床につくようなスタイルが正式な座り方となりました。こうすることで、床の暖かさを直に感じていたのですが、これについても女性の立てひざは不作法だと非難する日本人がいたそうです。薄い布団のこともそうですが、このような非難をした日本人は誰かというと、当時(恥ずかしい話ですが)日本の男性向けに「妓生(キーセン)ツアー」という実質的な買春ツアーが盛んにおこなわれており、それで初めて韓国に遊びに来た日本のジジイたち(私も当時は若かったですから)だったのです。何をかいわんや、という感じでしたね。
話が大きく脱線しましたが、ともあれ私にとって、寒い韓国の冬にオンドル部屋の快適さは驚きでした。

 

部屋の乾燥の話に戻ると、いくら乾燥しにくい暖房器具を使っても、そもそも大気が乾燥していますからやはり喉を傷めることは最近でも続いています。大人になったら喉は痛くなくなるんだと思っていたのですがそれは幻でした。で、せめてもの予防策として加湿器の登場となるのですが、加湿器は結構水の補充とか面倒くさく、ここ数年はクローゼットで眠ったままになっていました。そんな時ネットで卓上に置けるこんな加湿器を見つけて試しに買ってみました。

 

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USB電源で、空いたペットボトルに挿して使いますから、手軽で机の上で使うにはぴったりです。部屋全体の加湿には力不足ですが、作業しながらの机周りを加湿してくれているような気がしますし、球状の本体のLEDリングが7色に光るのもおしゃれですから、今のところは気に入って使っています。まあいつまで続くかが問題ですが、、。

 

 

 

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