シニアライダーの日常・R1200Rと共に

シニアライダーの日常と記憶、愛車R1200Rと行くツーリングの記録と四方山話。

日暮里の立ち食い蕎麦、一由そば(いちよしそば)

 

前々から気になっていた日暮里の「一由そば」に行って来ました。
月一回定例の仕事終わりに、日暮里から谷中周辺で遅い昼食を取ることがあるのですが、一度行ってみたいと思っていながら、いざその時になるといつも忘れてしまっていた店です。

 

コロナ前は昼食をはさんでほぼ終日拘束される仕事でしたので昼食を楽しむ機会はなかったのですが、コロナ禍以降リモートでの実施か時間を短縮して昼過ぎで終了というのが定例となり、コロナ初期の飲食店に入ることすら怖いと感じていた時期を過ぎてからは、帰りに日暮里、谷中周辺で食べて帰ることが多くなっていました。

 

この「一由そば」も、評判の良い店をネット検索していて見つけた店なのですが、タイトルの通り普通の立ち食い蕎麦屋で、蕎麦の名店とかいうのではありません。
有名店の旨い蕎麦も勿論好きですが、元々私が育った四国では蕎麦の文化はなく(一部徳島県の祖谷地方には祖谷蕎麦というのがありますが、、)、やはりうどんです。ですからうどんにはそれなりのこだわりはありますが、蕎麦の味がわかるわけでもありませんので、立ち食い蕎麦、駅そばは好物です。東京に出てきた時、讃岐うどんとは全く別物の蕎麦の出汁に驚きましたが、これはこれで好きになり、街の蕎麦屋さんには大変お世話になりました。蕎麦屋のカツ丼は貧乏学生にとってのごちそうでしたが、名店と呼ばれる店に縁はなく、やはり街の蕎麦屋か駅そばがもっぱらでした。

 

四国では私が高校生の頃には既に鉄道が交通の主役ではなくなっていましたから、駅を使う習慣もあまりなかった(高校も途中からは隠れてバイク通学)ので、駅そばの普及には驚きました。また関西はうどん文化圏だと思っていたのですが、その後大阪に転勤となった時、阪急そばや南海そばという駅ホームの蕎麦屋が結構あるのは意外でした。ただその頃はあまり駅そばに寄った記憶はなく、寄った時もいつもうどんを食べていましたね。

 

 

f:id:k0013293:20220222173143j:plain

 

この一由そばも昔ながらの街の立ち食い蕎麦屋で、お世辞にもきれいとかおしゃれとかいう店ではありませんが、とても繁盛していて、平日13時半頃でもまだ3~4人の行列があり、私の後にもすぐ数人の列ができました。カウンター立席で7~8人、テーブルで3~4人が精一杯の狭い店内で、私は運良くカウンターが一人分空いて、隙間に滑り込めましたが、席のない人は丼を受け取ると、そのまま店外に出て表で蕎麦をすすっています。こんな状況ですので店内や蕎麦の写真も遠慮しましたが、狭いし仕切りもありませんから、この御時勢、密を気にし出すとちょっと怖いかも知れませんね。まあ私は3回目のブースター接種も終わっていますし大丈夫かなと、、。

 

私が注文したのは太蕎麦の普通盛280円とゲソ天140円で420円、安いです。真っ黒くて濃い味の出汁と太麺がマッチしていてとてもおいしかったですし、出汁の染みたゲソ天も旨かったです。ジャンクな味なのは間違いありませんが癖になりそうです。

 

駅そばでは、品川駅横須賀線ホームにある常盤軒のかき揚げ蕎麦が好物です。小さく刻んだゲソが入ったかき揚げが旨くて、朝食を食べ損ねた時とか、退勤時小腹が空いた時とかによく食べたものです。糖質制限をいわれるようになった頃からは寄るのをちょっと我慢するようになりましたが、かれこれ30年近く通った店です。

 

 

プライバシーポリシー お問い合わせ