シニアライダーの日常・R1200Rと共に

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POLO家族ドライブ:いすみ市、波の伊八の飯縄寺(いづなでら)へ

 

4月3日の日曜日、長期の自宅療養の気分転換も兼ねて、家族で外房のいすみ市にある「飯縄寺」に行って来ました。普通なら「いいなわでら」「いなわじ」とでも読みそうなところですが、正解は「いづなでら」です。

 

2020年の3月に夫婦で見学して、波の伊八の欄間彫刻にとても感激しましたので、昨年8月に娘を連れて行ったのですが、住職さん宅が不在で、施錠された本堂に入ることができませんでした。
今回はまん防も明けた春休みの週末でしたので、よもや同様なことは無いだろうと考えての再チャレンジです。


www.boon-senior.com

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雨模様でしたが、10時過ぎにゆっくり家を出て、道中沿線の桜風景を楽しみながら、いすみ市を目指します。最初は例によって妻の運転で出発したのですが、娘が運転の練習をしたいという事で、この日は娘に運転を任せることとして、私は後部座席に納まりました。ナビゲーターとしては助手席の方が都合は良いのですが、車中での会話は殆ど妻と娘で交わされることになりますから、私は後部座席から必要な時だけ口を出すことにしました。初めてPOLOの後部座席に長時間座ったのですが、前のトゥーランと比べて着座位置が低く、座り込む感じになりますので、解放感は今一つ。それと前席と比べて、ギャップを拾った時のショックの突き上げがきつく、腰に来ます。

 

運転交代時に寄ったローソンで、初めて買ったメガサイズのコーヒーはこの大きさです。隣がLサイズなのですが、ここまで大きいとは思いませんでした。実に飲みごたえがあります。

 

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いつもの内陸の道でいすみ市に向かっていて、丁度昼時になりましたので、季美の森という大規模な住宅地のそばにある「手打ち蕎麦家甚五郎」で昼食としました。この季美の森の最大の特徴は、住宅地の中に18ホールのゴルフコースが広がっている事で、海外のゴルフ場で見かけるようにコースに沿って家々が並んでいるのはとてもお洒落です。私はゴルフはやりませんがこの住宅はゴルファーとしては理想でしょうね。
「手打ち蕎麦家甚五郎」は過去何度もバイクで前を通っていて、「常陸秋そば(ひたちあきそば)」という看板にとても惹かれていたのですが、一度も寄ったことがありませんでした。
行きは開店前に通過し、帰りは既にどこかで昼食は済ませていることが多いですから、その場合は仕方ないのですが、たまに昼時に通過する時も駐車場は多くのクルマで混雑していて、つい寄りそびれて今に至っていました。

 

ちなみに「常陸秋そば(ひたちあきそば)」とは、

 「常陸秋そば」といえば、茨城県が全国に誇るブランド品種。香り、味わいに優れ、今や"玄そばの最高峰"といわれる品質を誇り、国内産のそばの中でもとりわけ高値で取引されています。
「常陸秋そば」の魅力は、なんといってもその粉の力強さ。風味豊かで、通を唸らせる逸品です。東京都内でも、数々の名店で使用されています。

ー茨城県営業戦略部販売流通課のHPより-

だそうです。「常陸秋そば」も「玄そば」(殻つきのままのそばの事だそうです。)も初耳でした。

 

メニューを見ると「のりかけ」というそばがあって、字面のままならかけそばに海苔が乗っていると考えるのが普通ですが、冷たいそばの欄にあります。店員さんに聞いてみると、せいろに海苔を載せてあるとの事です。それなら「のりもり」じゃないかと思いますし、普通の店ではそれを「ざるそば」というのでは?と思いましたが、面白そうなので頼んでみました。
到着したのはやはり「ざるそば」ですが、そば自体はシャキッとした食感でしたし、つゆも好みの味でした。ネギを追加で頼んで美味しく頂きました。

 

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そこからは一路飯縄寺ですが、途中混雑もなく2時前には到着しました。朝からの雨はちょうど上がり、参拝には絶好のタイミングだったのですが、他には誰一人参拝者が居ません。何だか不安な思いで住職宅(庫裏と呼ぶのが正しいのでしょうが、一般住宅風ですのでこう書きます。)のブザーを押してみると、幸いご在宅で、ご住職自ら開錠し案内もして下さいました。春休みではあるものの朝からの雨だったので、本堂は施錠したままだったのだそうです。

 

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本堂内は撮影禁止ですので下にパンフレットの写真を載せておきますが、やはり見事です。伊八の欄間彫刻は、正面の「天狗と牛若丸」左右2面の「波と飛龍」で、この波が北斎の「神奈川沖波裏」に影響を与えたと言われています。勿論この波も凄いのですが、正面の「天狗と牛若丸」の立体感と迫力には圧倒されます。娘も感動していて、2度も連れてきた甲斐がありました。

 

 

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今年は娘のコロナ罹患から明けたのが丁度桜の見頃に間に合い、例年になく沢山の桜を眺めることができて満足です。
竹内まりあの「人生の扉」という歌に「満開の桜や、色づく山の紅葉を、この先一体何度、見ることになるだろう」という一節があり、60歳代も終わりに近づくと、とても実感できるようになります。大げさですが、今を大切に生きなくてはいけませんね。

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