この日は愛車ＰＯＬＯの１２ヵ月定期点検の日でした。これといった不具合はありませんが、いくつか聞いておきたいこともありましたので、昼前に家を出てディーラーに向かいました。
途中、柏市の郊外（というより片田舎といった方がふさわしい）にある「東京らぁめんちよだ」という店で食事をしてから行きます。
常連という程ではないですし、ラーメンのことを語れる舌もないですが、定期的に食べたくなる、魚介系のダシが美味しい店です。
建設会社の飯場か資材置き場といった雰囲気の敷地に建つプレハブ小屋で、知らない人はラーメン店とは思わずに通り過ぎると思います。現実にも建築資材の販売という全く他分野の仕事に従事していた先代の店主が、大好きなラーメンを独学で始めたのがこの店で、ゲンコツと煮干しなど２０種類以上使ったダシでとったコクのあるスープとそれに合わせたタレも試行錯誤を繰り返し納得のいくものに仕上げたとＨＰにあります。確かに以前は今にも増して建築系の匂いのする店舗でした。先代の時は本業もやりつつだったんでしょうね。
１１時４５分頃に到着しましたが、すでに駐車場はほぼ満車、残り２台の内の一区画に滑り込みです。行列は３組５人だけでしたし、私は１人でしたのですぐ席に案内されましたが、１１時半開店で第一波の調理開始タイミングだったからか、ラーメンが提供されるまでは２０分以上かかりました。
並んでいる間にメニューを渡され、係のオバさんに注文を伝えます。
この日は定番の中華そばにメンマトッピングで７５０円＋２５０円＝１，０００円ちょうどです。味付け玉子５０円と比べてメンマは高いような気はしますが、好きな味のメンマでしたので満足です。
この店は敷地の奥にも元作業場らしき別棟の建物があってそこにも客席がある、というよりそちらの方が広いのですが、できあがったラーメンはお盆に乗せて駐車場を横切って係の女性が運んで行きます。雨の日来たことは無いのですが、雨や雪の日はどうしてるんでしょう？殆ど出前の世界です。
ディーラーでは約１時間半の作業予定という事で、出してくれたコーヒーを飲みながら待つことにしました。
トイレに飾ってあったリトグラフは、懐かしい２代前の愛車、先々代トゥーランです。欲しいなあ、でもくれないでしょうねえ。
点検の結果特に悪い所はなかったという事で、各種オイルの交換等やってもらって終了です。
そして私の方からは２点確認したいことがあり、１点目は走行開始時のカックンブレーキについてです。カックンブレーキは普通運転技術が未熟で発生させてしまうと思われるでしょうが、先代のトゥーランも今回のＰＯＬＯも、毎日の乗り出しの時、最初のブレーキはほぼ必ずこの現象が起きます。朝だけではなく長時間停車して再発進する時に発生することもあり、普通に踏んでいるのにつんのめるようにカックンと停まってしまうのでとても不快なのです。特に雨や湿気の多い日はこれが顕著です。
メカニックの説明は大体予想通りで、ＶＷ車の場合は国産に比べてディスクやパッドに摩擦係数を重視した材質の部品を使用していて、比較的この現象が起きやすいことはディーラーでも把握している。しかしこれといった対策はなく、最初のひと踏みには注意してそっと踏んで欲しいというのが結論で、ディスクが一回りすれば、サビ（？）は取れて症状は出なくなるからというのですが、確かに運転していての実感もそのとおりです。
もう１点は、車高についての質問です。ＰＯＬＯの諸元表では全高１４５０ｍｍとなっていますがこれにはルーフ後部に固定されているアンテナが含まれておらず、先日１５５０ｍｍまでのタワーパーキングでこれを倒さなければ入庫不可と断られてしまったのです。今でもタワーパーキングで１５５０ｍｍ制限は多いと思いますが、ＰＯＬＯが入れられないなら、背高のクルマが増えた昨今では入らないクルマの方が多いでしょう。確かにルーフから１００ｍｍ以上は出ているように見えますが、正確な全高はいくらなのか質問してみたところ、ディーラーでも把握していないんだそうです。倒せないアンテナを取り付けておいて、それを含まない全高しか表示していないメーカー、そしてそれを把握していないディーラーはいかがなものかと正直思いましたが、このディーラー自体は誠意もあって対応も丁寧ですからその他の不満はありません。ＶＷ全体への不信という事ですかね。
