シニアライダーの日常・R1200Rと共に

シニアライダーの日常と記憶、愛車R1200Rと行くツーリングの記録と四方山話。

映画「家へ帰ろう」を観ました。

 

4回目のワクチン接種後、念の為に何の予定も入れない数日間がありましたので、映画・読書とゆっくりした日々を過ごしました。勿論副反応と言える程の体調悪化がなかったからこそですが、、。

 

この間妻と娘は仕事で不在でしたから、朝からリビングの大画面の前に陣取ってまずはNetflixで映画を物色し、最初は「家(うち)へ帰ろう」というスペイン・アルゼンチンの合作映画から観始めることにしました。
ホロコーストを生き抜いて戦後アルゼンチンに住み着いたユダヤの老仕立屋が、親友との約束を果たすために70年振りに故郷ポーランドを目指すというものです。

 

家へ帰ろう(字幕版)

家へ帰ろう(字幕版)

  • ミゲル・アンヘル・ソラ
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テーマはとても重いものですし、朝一からこれを観ることにためらいもあったのですが、アルゼンチン/スペインというラテンの明るさがホロコースト物という重さを救っていると思います。

 

主人公は偏屈な爺さんなのですが、行く先々で魅力的な女性たちに何度も窮地を救われ旅を続けます。仕立て屋ということもあってお洒落な雰囲気であることがポイントかも知れません。歳をとってもお洒落な老人ではあり続けたいですね。
そのあまりの偏屈さに最初はイライラするのですが、徐々にその偏屈さの奥にはホロコーストの消せない記憶があることも明らかにされていきます。

 

主人公を助ける女性たちの中にはドイツの若い学者もいて、主人公からは激しい敵意を向けられるのですが、それを過去の事だと思いながらもきちんと受け止め、しかしうまくいなしながら支えていきます。前世代の責任だと放棄してしまわない姿勢には見習うべきところがあり、戦争を知らない世代が軽々に過去の事だと言い切ってはいけないと痛感します。私ですら戦争を知らない世代ですから、、。

 

この数日はTV画面の前に座り込む、いわゆるカウチポテト状態だったのですが、これも今はあまり聞かない言い回しですね。元はソファー(カウチ)に座り込んで、主にテレビ等を見てだらだらと長時間を過ごす人を、「ソファーの上に転がっているジャガイモ」にたとえた表現だったようですが、徐々にポテトチップなどをかじりながらだらだら過ごす、という意味でのポテトに変わっていったようです。

 

我が家の床は和室や台所・洗面所等を除いてすべてカーペットです。そしてリビングも和室と同じく座り込み形式でソファーも椅子も置いてありません。座り込みとは言っても徐々に体勢は崩れ、最後はカーペットの上で寝そべり状態となるのですが、寝そべって画面を見続けるのは逆に結構疲れます。
今や家族揃ってTVを見るのは食事時くらいしかありませんが、その時はダイニングテーブルからみんな観ていますし、その後は各自部屋に帰ったり、それこそリビングに転がってゲームをしていたりと思い思いですので、ちゃんと画面に向かう時用には座椅子が二つリビングの隅に置いてあります。これを画面の前に引っ張り出して来て座るので、我が家のカウチは座椅子と言う事になります。結構フカフカでリクライニングもできますからカウチと言ってもそう違和感はありませんが、、。

 

この後も映画を観疲れたら休み、ちょっと本を読み、また映画鑑賞というとても安楽な日々でしたので、この先映画鑑賞記、読書感想文的なブログが続くかも知れません。

 

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