シニアライダーの日常・R1200Rと共に

シニアライダーの日常と記憶、愛車R1200Rと行くツーリングの記録と四方山話。

映画「コーチ・カーター」を観ました。

 

ワクチン接種後巣ごもり期間中の鑑賞映画第4弾は、サミュエル・L・ジャクソン主演の「コーチ・カーター」です。

eiga.com

 

サミュエル・L・ジャクソンは、スター・ウォーズのジェダイ役やアベンジャーズの片目の大佐役でも有名ですが、いい役をもらう役者さんですよね。それだけ評価が高いという事なのでしょう。

 

今回は多少ネタバレを含みます。2005年のこの映画は、実際にアメリカの高校バスケットボール・チームで起こった出来事を元にした実話ストーリーで、貧困と荒廃が蔓延する街の高校のバスケット・コーチとなった同校の元スタープレイヤー、ケン・カーターは就任にあたって選手たちとある契約を交わします。それは「学業で一定以上の成績を残すこと」「授業に必ず出席すること」「試合の日には正装すること」といったもので、これを守らない者は試合に出さないという彼に選手は反発し、チームを去る者もいましたが、彼は規律を守ることが勝利のカギだと主張し、頑として方針を変えません。そして彼は残った選手に激しいスパルタ練習を課して、その後様々な紆余曲折がありながらも勝ち進んで行くのですが、これが実話を元にしてなければ恐らく「そんな都合のいい話、、」という感想を持ったと思います。

 

カーターコーチには、チームが勝ち進んで一時の人気を得ることはあっても、プロで生きられるのはごく限られたスター選手だけ、生徒には社会人として生きる基礎を身に着けさせたい、という強い思いがあり、だから冒頭の3つの契約に拘る訳ですが、これにも正直ありがちなストーリーだという思いは持ちましたので、「実話に基づく」という但し書きは強力です。

 

このようにこの話はよくある学園モノ、スポ根モノに一見見えてしまうのですが、カーターコーチの問題提起は、日本のスポーツ界、特に学生スポーツにも当てはまることだと思います。野球、サッカー、バレーボール等々、強豪と呼ばれる学校の部活は、学校の名誉の為という事が目的化していないか、選手たちを商品として扱っていないか、もう一度振り返ったほうが良いと思うことが多いです。勿論当の選手たち、現場の指導者の方々を批判するものではありませんが、一部の指導者は体制側、学校側に含まれるかも知れません。

 

何だか批判的な書き方になってしまいましたが、この映画自体はとても面白かったですし、おすすめできます。
そして、この映画の舞台はカリフォルニア州リッチモンドとなっているのですが、リッチモンドはカリフォルニア以外にもいたるところにあり、アメリカだけでも20数か所、イギリスにもカナダにもオーストラリア、ニュージーランド、ジャマイカ、南アフリカにもあるんですね。私も「RICHMOND」というロゴの入ったTシャツを持っているのですが、このリッチモンドはどうやらバージニア州のリッチモンドのようで、ここがリッチモンドの代表格みたいです。この映画で、ああ自分のTシャツの舞台だなと思ったのですが違ったようです。

 

 

プライバシーポリシー お問い合わせ