シニアライダーの日常・R1200Rと共に

シニアライダーの日常と記憶、愛車R1200Rと行くツーリングの記録と四方山話。

BMW R1200Rソロツーリング:「ビッグワンカフェ」から「燈籠坂大師の切通しトンネル」へ「前編」。(今日は燈籠坂大師到着前まで、以降は「後編」に続きます。)

 

前回仕事が忙しいという記事を書いたばかりですが、ようやく落ち着いても来ていて、昨日の月曜日はぽっかり空いた一日でした。まあ次回の打ち合わせまでに仕上げないといけないことはかなりあるのですが、残り日数から逆算すると数日程度は遊びに出かけても大丈夫です。ただ天気はあまり良くなさそうでしたから、バイクは無理かなと思っていたのですが、朝起きてみると曇り空ではあるものの千葉県下は午後から晴れるとの予報で、降水確率もゼロでした。曇り空で気温も高くはないという事なら、むしろこの時期としては絶好のツーリングチャンスかもと考えて、急遽出動することにしました。

 

 

曇り空ですから海岸線に出ても海は奇麗に見えないでしょうし、眺望も良くないでしょうから、久しぶりに房総半島の内陸部をクネクネと走ることにしました。いつもの直線農道では稲穂が既に色付いて頭を垂れ始めていました。秋が近いですね。
気温も25℃前後でしたから、Tシャツにスリーシーズンの薄手のジャケットでは肌寒い位でした。

 

この日は、先日引退を発表した吉田拓郎の古いアルバム「人間なんて」「元気です」「御伽草子」などを、AmazonMusicで聞きながら走ったのですが、前回の記事で彼に熱中した高校時代を振り返った余韻もあって、かなり沁みました。高校生当時はバイクで音楽が聴けるヘッドセットなどはありませんから、大声で彼の歌を歌いながら、この日と同じような四国の田舎道を走っていたものです。この日の秋の気配も影響してセンチメンタルになったのかも知れません。

特に目的地は決めずに走り始めたのですが、昼食は大多喜の山中にあるビッグワンカフェのハンバーガーと決めていました。9時前に走り始めて11時半頃到着した時には既に4~5名のバイク客が居ましたが、コロナ禍の今は外で食べるのが基本ですから何の問題もありません。
ビッグワンバーガーとコーラのセットで2,343円也!ハンバーガーとしてはとても高いですが、これはもはやファストフードではなく肉料理ですね。ボリュームも半端ないですし、そう考えるとまあ納得できますが、やはりちょっと高いかな?
旨いのは勿論ですから、また少し経つと食べに来たくなるのですが、、。

 

 

この先のコースは決めていなかったのですが、ここから南下して上総興津(かずさおきつ)、安房小湊(あわこみなと)、安房天津(あわあまつ)、鴨川で太平洋岸に出る内陸のコースがそれぞれあって、どれも味のある道です。なかでも上総興津方面に下る県道177号線は交通量も少ない(房総内陸部はどこも少ないですが)快走路なのですが、この日の吉田拓郎懐古モードのまったり気分には合いません。そして考えている内に、海の景観も眺望も望めないのならば房総に沢山ある素掘りトンネルに行ってみるかと思い付きました。最初はビッグワンカフェからもそう遠くない、「月崎トンネル」と考えたのですが、まだ12時過ぎで時間も早いですから富津まで足を延ばして、「燈籠坂大師の切通しトンネル」に向かう事にしました。
素掘りトンネルは味があって良いなと思う反面、何だか不気味な感じもして人っ子一人いないようなところには正直行きたくありません。昔房総半島の内陸部を深夜クルマで走っていた時に、この辺りのトンネルにまつわる怪談話をリアルに聞かされたことが今でも尾を引いています。
ということで素掘りトンネル初挑戦です。

 

 

 

大多喜駅前でちょっとUターンして写真撮影し、その後山道を上総中野に抜けて、国道465号線、房総スカイラインで富津市竹岡の燈籠坂大師に向かいます。R465は改良工事が進みかなり走りやすい道になっていますが、クルマでは対向にも難儀するような個所もまだまだ残っています。バイクならほぼ影響ありませんが、大型車の後に付いていて巻き込まれることは良くあります。ですがこの日はそんなことも無く終始とても快調でした。
途中竹岡式ラーメンの有名店「梅乃家」の横を通ったのですが、平日13時半でも20数人の行列ができていました。私は竹岡式ラーメンには殆ど興味がなく、寄ってみたいと思ったこともありません。ニュータッチの凄麺で充分かなという感じです。また勝浦タンタンメンも一度食べてもう充分となっていますし、どうも郷土愛には欠けるみたいです。

 

ここまでで既に長くなり過ぎましたので、燈籠坂大師の切り通しトンネル到着以降については後編に続きます。

 

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