シニアライダーの日常・R1200Rと共に

シニアライダーの日常と記憶、愛車R1200Rと行くツーリングの記録と四方山話。

この日の昼食はにしん蕎麦:日暮里駅前「遠山」

 

この日は月一度の仕事で荒川区の日暮里駅近くまで出かけていました。荒川、日暮里と聞くだけで何だか治安が悪そうとか怖そうとか感じる方もいらっしゃるかも知れませんが、元々江戸時代の日暮里は、桜やツツジが美しく「一日中過ごしても飽きない里」という意味で「日暮らしの里」、「日暮里」と呼ばれたことに由来する由緒正しい街です。今でも日暮里駅の西側、山手線の内側には谷中、根津、千駄木(谷根千)といった昔の面影を残す町並みが残っていて人気があります。

 

駅の東側にも日暮里繊維街というものがあって人通りは常に多かったですが、実はここから2~3kmも行けば、今はソープ街、昔は遊郭の吉原ですから、元々そうお上品な街ではなかったのでしょう。物見遊山に来たあとは酒・女というのは通り相場でしょうから。それと日暮里駅と西日暮里駅の間に結構な規模のラブホテル街がある事も町の印象には影響しているでしょうね。良く行く「一由そば」はこのラブホテル街のはずれにあります。
また日暮里は成田空港から京成一本で来られますから、外国人それもアジア系の方々が多かった印象もありました。ですからコロナ以降はめっきり人が減ったなあと感じていますが、これからまた賑わいは戻ってくるのでしょうか?

 

ここには7年余り通っているのですが、仕事が終わればそそくさと帰ってしまっていて、周辺のことは殆ど知りません。
駅西側の谷根千方面は、仕事以外の日に妻と散策に行きましたし、仕事が早く終わった日に谷中の「たんぴょう亭」という料理屋で昼食を食べたりもしていますのでまだ多少の知識はあるのですが、駅の東側は殆ど未知の世界でした。
コロナ以前はほぼ終日拘束で、昼食もランチミーティング的なものでしたから外に食べに行くことは殆どなかったのですが、コロナ以降リアルな対面業務は短縮され、昼過ぎには帰れるようになりました。
飲食店に寄るのさえ憚られるような時期を過ぎてからは、駅周辺で昼食を食べて帰るようになり多少こちら側の知識も増えてきましたが、それでも駅周辺の極狭い範囲に限られています。

 

この日昼ご飯の第一候補は「たんぴょう亭」でした。ここは水曜日が定休日なのですが、私の仕事も水曜日で被ってしまうことが結構多く、この日は月曜日でしたからチャンスだと思っていたのです。ただお昼の営業は14時までで、仕事が終わったのが13時20分くらい、急げば間に合いますが大汗かいてそそくさと食べるのも嫌ですから、たんぴょう亭は次の機会としました。
下の記事によれば前回訪問は昨年末で、鮪の竜田揚げ定食を食べたんでした。

 

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次の候補は最近ずっと行っている「一由そば」ですが、この日は結構暑くて冷房のない一由そばはちょっときつい感じです。蕎麦なら少し離れたところには「太宝家」という老舗もあって、ここなら冷房も効いていますし、前回はここでにしん蕎麦を食べたなあと思い出している内に何だかにしん蕎麦モードになってきました。
しかしここのは私にはちょっとお上品すぎかな?という印象でしたので、どこか他でと考えていて、一由そばのすぐ近くに「遠山」というちょっとお洒落な蕎麦屋さんがあったのを思い出しました。

 

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ネットで調べてみると、遠山のメニューにはにしん蕎麦も載っていましたので、早速行ってみることにしました。にしん蕎麦の起源は京都のようで、関東では老舗の蕎麦屋でもにしん蕎麦を扱っていないことがあります。
私は金沢でにしん蕎麦を初めて食べて好きになったと記憶しているのですが、北前船で京大阪に運ばれる身欠きにしんは金沢あたりでも喜ばれたのでしょう。
また北海道ツーリングの時、江差と並んでにしんの産地として有名な留萌で食べたにしん蕎麦も旨かったです。

 


本題が最後の最後になってしまいましたが、遠山のにしん蕎麦は、にしんの甘露煮が私好みの濃い味付けで、とても気に入りました。一由そばとどちらにするか今後迷いそうですが、同じ値段で一由そばなら3杯食べられるのも事実です、、。

 

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