サンドラ・ブロックの「ものすごくうるさくて、ありえないほど近い」「しあわせの隠れ場所」を観た、愛猫「ロク」とのお留守番の日、実はもう一本「ゴーン・ガール」という映画も観ていました。
ベン・アフレックとロザムンド・パイクが共演した2014年の映画で、ベン・アフレックは良く顔を見る俳優さんなのですが、この日初めて顔と名前が一致しました。ロザムンド・パイクに至っては顔は見たことあるけれども名前は初めて知ったという程度でしたが、二人とも結構なキャリアの持ち主なんですね。
ベン・アフレックは、私の御贔屓のマット・デイモンと幼馴染で、彼の出世作である「グッド・ウィル・ハンティング 旅立ち」(1997年)ではマット・デイモンとの共作でアカデミー脚本賞を受賞し、それで一躍有名になったのだそうです。
ロザムンド・パイクはロンドン出身の女優さんで「007ダイ・アナザー・デイ」(2002年)でボンドガールに抜てきされ、華々しいスクリーンデビューを果たしたのだそうで、それなら彼女の事は観ていたはずです。最近何本か続けてダニエル・クレイグの主演作品を観ていますが、これは彼の前にジェームス・ボンドを演じていたピアース・ブロスナンの最後の007ですね。
スリラーですから内容に触れるのは難しいのですが、作品情報にも書かれていることだけを書き抜いておくなら、
「最も近しい存在=パートナーこそが、実は最も謎めいた存在であることを、見る者すべてに突きつける衝撃のサイコロジカル・スリラー「ゴーン・ガール」。「セブン」「ドラゴン・タトゥーの女」の鬼才デビッド・フィンチャー監督の過去最大のヒット作にして、最大の衝撃作。」
という事です。
とにかくこの映画の女性は強いですし、男はクズです。そしてロザムンド・パイクもベン・アフレックもそれぞれの役柄を完璧に演じています。題名の「ゴーン・ガール」はロザムンド・パイクの事だと思うのですが、彼女はもう(30代?40代?の)いい大人という設定ですから、ガールというところにも深い意味があるんだなと感じました。
結婚生活に夢を抱いている人は観ない方が良いかも知れませんが、逆に結婚生活に疑問を抱いている人も嫌になってしまうかも、、。
この日はリビングのTVの前に陣取ってほぼ終日映画を観ていたのですが、そうしていると普段は寄ってこないロクが何か食べたくなった時だけやって来てご飯の催促をします。妻や娘がいる時は私には全く近寄って来ないのですが、私しかいないとかわいい声で鳴いて催促するのです。
最近では高齢の為に消化機能も弱って来ていますから、高齢猫用と消化器サポートのドライフードを混ぜてフードプロセッサーで砕きその都度水で練っています。
その他に用意しているものをこの機会に調べてみると、チャオチュールの11歳以上用をまぐろ・かつお味主体に数種、チャオの焼かつお、焼ささみ高齢猫用、カルカン、モンプチは18歳以上用でまぐろを主体に数種、色々取り揃えて9種類の食べ物がそろっていました。それに加えて牛乳、ヨーグルト、チーズ、ハム、ソーセージなども好きなのですがそれらは食べ過ぎるとすぐ吐き戻したりしますから、その時の気分でほんの少しずつ、小指の先位だけ食べさせています。
ただ、今彼女が何を食べたがっているのかを理解するのは中々難しくて、今はモンプチだろうと思って出してやっても、欲しくないと明からさまにそっぽを向き決して食べようとはしません。そして望みのものが出てくるまでじっと待っていますし、知らんふりしているとこちらが根負けするまで鳴き続けます。
まあ家族みんなすぐ根負けしてしまうのが事実なのですが、ロクも「ゴーン・ガール」に出演できるくらいの強い女なのでしょう。9月で人間換算97歳となったロクからすれば、小僧の分際で偉そうに!というところかも知れませんが、、。