シニアライダーの日常・R1200Rと共に

シニアライダーの日常と記憶、愛車R1200Rと行くツーリングの記録と四方山話。

大人の休日倶楽部会員限定の東京駅ツアーに行って来ました。

 

我々夫婦も会員となっている「大人の休日倶楽部」が開催した、会員限定の「知られざる東京駅の秘密と普段は入れない赤レンガ駅舎内部見学」という日帰りツアーに妻と二人で参加して来ました。日帰りとは言っても、正味3時間のツアーとしては結構高かったですが、「知られざる~」とか「普段は入れない~」というフレーズに完全に乗せられました。

 

台風が近づき荒れ模様の日曜日、マイナポイントをSuicaで獲得した時に安く購入した普通車グリーン券を使って東京に向かいます。ですがこれは本人しか使えませんので妻の分は別途購入する必要があり、「私は別に普通車でいいんだけど、、」という妻の交渉術に嵌まり、彼女の分の往復代金は私負担となってしまいました。安くなった分を大きく上回る負担額ですがまあ仕方ありません。日曜日なので580円なのはありがたかったですが、同じ思いの人も多いようで、日曜日9時過ぎ都心方向の空いた列車としては乗車率は高かったです。

 



後ろはまだ20代後半から30代前半と思しき若いお父さんと可愛い男の子の二人連れだったんですが、検札の際お父さんが「この子は今5歳です。」と申告していました。未就学児童のグリーン料金は無料なんですね。そしてその後がとても微笑ましくて、お父さんが子供に「いいか?君が来年小学校に行くようになったらグリーン車には乗れないからね?今はタダだから乗れてるんだからね?」と言い聞かせていて、子供さんもあどけなく「うん。わかった!」と答えています。ああウチにもあんな時代があったなあと妻と顔を見合わせました。その後のやり取りからもとても良い関係が伝わってくる父と息子で、きっとあの子はいい大人になると思います。

 

ツアーの集合地点は東京駅の丸の内北口で、ドーム天井が見事です。受付開始までの時間で早速何枚か写真を撮りました。

 

 

10時半に受付が始まりましたが、参加者はA班、B班の2班に分けられ、合計で30名程でした。大人の休日倶楽部会員限定となっていましたので参加者は最低でも50歳以上となるはずですが、どう見ても20代、30代の鉄道マニアと思しき参加者も数名いました。会員でなくても、例えば親が会員として申し込めばOKということだったのでしょうか?まあそうであっても何の支障もありませんが、それが可能なんであれば、来たがっていた娘も申し込んでやれば良かったです。

 

案内音声は配布された無線のイヤホンガイドから聞こえますので、多少説明員から離れていても問題はなく快適でした。混み合った日曜日の東京駅構内を歩いて移動しますので、固まって歩くのはとても難しいですから。


まずは一旦外に出て外観の説明を聞き、北口から構内に入って復元前の古い赤レンガが保存されている場所等を見学しつつ南口に移動し、ドームの説明や原敬首相の暗殺現場等の説明を聞きました。
南北のドームは見た目全く同じで私には見分けはつきませんでした。十二支の内の八支が飾られていて、ここにない四支は佐賀県の武雄温泉楼門で建設から約100年後の改修時に発見されました。これは辰野金吾氏の遊び心だと解釈されているのだそうですが、一方では風水の鬼門を押さえる意味から東西南北以外を八支で押さえ、東西南北の干支は東京駅からは縁起のよい東西ライン上の佐賀県に置いて、全体として日本の安定を願う配置になるのだという説もあるのだとか。ホントですかね?そもそも佐賀県は東京の真西でもありませんし後付けの匂いがしますが、、。

 

 



 

この後はまた改札内を移動して、東京駅建設時から残っている木製のホーム支柱、零キロポスト等を見学しました。創業時の支柱は5・6番、山手線・京浜東北線品川方面行ホームの有楽町側にあります。この零キロポストは東海道線(だったと思います。)のものですが、各路線ほぼ真横に並ぶ形であるそうで、ホーム上に埋め込まれたものもあるらしいですが、これまで全く気付きませんでした。

 

 

この後はいよいよ通常立ち入れない場所に案内されるのですが、セキュリティ上写真撮影は不可でした。まずは駅長室から案内されましたが、JR東日本の東京駅長(実はJR東海の東京駅長も居るそうです。)はJR東の役員でもありますから、とても立派な部屋で、横山大観の大作や、天皇皇后陛下用の玉座までありました。

 

その他貴賓客用の部屋等を見学し、見学ツアーは終了、ここからはもう一つの目玉、東京ステーションホテルのレストランでのランチです。
通常は宿泊客の朝食・ディナー用として使われる4階のアトリウムというレストランでフレンチのコースです。

 



毎回皿が提供された瞬間に手を付けてしまい、魚介と肉の皿のみかろうじて写真を撮っています。しかも肉の皿は食べかけ、、。それ位見た目も味も良かったということでしょうし、そもそもグルメレポートできる舌もありませんからまあ良いでしょう。

 


おいしい料理を堪能して帰る頃にはかなり雨足も強くなっていて、皇居方面も霞んでむしろいい感じになってきました。帰りの車中から見たスカイツリーも雨にゆがむ窓ガラス越しでなかなか良かったのですが、それを写し撮る技術がありません、、。

 



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