シニアライダーの日常・R1200Rと共に

シニアライダーの日常と記憶、愛車R1200Rと行くツーリングの記録と四方山話。

R1200R(ほぼ)ソロツーリング:久々のキャンプは長野県の松原湖高原(2/2)

 

久々のキャンプ、テントで寝た夜は思わぬ寒さで夜中に目覚めました。靴下は履いて寝たのですがそれでも足が冷たく、室内用のダウン上履きを履いてからは暖かく眠れました。ダウンジャケットと同じくもしもの備えで持って来て正解でした。高地の冷え込みを軽く見てはいけないですね。朝起きた時、ここより2~300m低い小海町の中心部の気温が9度となっていましたから、明け方には4~5℃まで冷え込んでいたのでしょうか。

 

 

私は6時頃には目覚め、上の写真の時は辺りを散歩していました。日常では考えられないくらい早起きですが、まあ自宅のベッドに比べれば窮屈で寝にくいのは確かですから、自然早起きになるのかも知れません。

 

このあとみんなが起きだしてきて朝食となったのですが、メニューはかなりヘビーで、赤飯、豚汁、青菜炒めというものです。豚汁がまた本格的で、ゴボウと豚肉だけは別にごま油で炒めてから投入とか、凝った作り方です。こんなもの朝から食えるのか?と思っていましたが、意外と食べられたのは驚きでした。数日前は胃もたれがするとか騒いでいたのに、、。
コーヒーだけは私の担当で、自宅から豆は挽いて持参してみんなに提供し好評でした。ただ各自チタンなどのマグカップ・シエラカップですから冷めるのも早く、これは仕方ありません。朝の豪華メニューはバタバタしていて写真を撮り損ねました。

 

昨夜寝る前から既に結露は始まっていたのですが、朝になってみると、テントも椅子もすべてぐっしょり濡れていました。テントは日が当たる場所に移動しましたが、それでもまだ乾ききらなかったので、帰宅後シュラフも含めベランダで乾かしました。
薪の残りも燃やし尽くして、辺りをきれいに復旧して出発したのが9時です。この日は山梨市の「ほったらかし温泉」で入浴して解散となります。
甲府盆地を見下ろし、富士山も見える絶景の温泉として今では超人気のスポットで、興味はありながらも人気の高さに尻込みしていたところです。こんなところも誘ってもらわないと行く機会はないでしょうから、、。

 

韮崎までは国道141号線、通称清里ラインを下っていくのですが、文字通りず~っと下りで、しかも信号にも全く引っかからず、すごく快適な走りでした。韮崎からは結構混む道らしいのですが、そこから先導車のナビが山沿いの抜け道的なルートを指示したようで、ここもアップダウンの続くとても快適な道でした。甲府市内で若干混みましたが渋滞らしきものはなく、ほったらかし温泉に至るフルーツラインもこれまた楽しい道ですから、ずっといい気分でほったらかし温泉到着、所要時間2時間です。

 

風呂からの写真は当然禁止ですから、HPの写真をお借りします。こんな絶景が見られたら最高ですが、雲海は難易度高いですね。でもこの日も雲一つない上天気でしたから、雲海こそありませんが甲府盆地の全景を見下ろせて風景を堪能できました。・・と思っていたら、何とビニール袋でスマホを持ち込んでパシャパシャ写真を撮っている爺さんが、、。見たところそんな分別のつかない人物には見えないのですが、どういう神経なんですかね?普通温泉にカメラ持ち込まないでしょう?
私の持論である、「人間怒られなくなるとダメになる。」を地でいっている感じでしょうか。じゃあお前が怒ってやれば良いじゃないかと言われそうですが、そこまで正義感が強くはないのです、、。
しかし私自身も怒られることはまず無い生活となっていますので、気をつけなければいけません。

 

参照:ほったらかし温泉HP

この屋根の向こうが露天風呂です。

湯上りにここで昼食を食べてから解散することにしました。気まぐれやというカレーショップでしたが、思いのほか(失礼!)本格的でスパイシーなカレーで、ポークカレーという名前から想像していたのとは全く違うビジュアルで登場しました。
食後は白桃ソフトでこれまた満足です。

 



ここからは勝沼ICで中央道、というのが一般的なルートですが、久しぶりに大菩薩ラインを走ることにして、ここで友人たちと別れました。
大菩薩ラインは中里介山の超長編「大菩薩峠」からの連想から、一度走ってみたいとずっと思っていた道でした。それが数年前のグループツーリングの帰路、中央道が笹子トンネルまで大渋滞していて、手前の釈迦堂PAで作戦会議の結果、この時も私だけ別れて大菩薩ラインに初挑戦することなったのです。ですがこの時は既に暗くなり始めていて勝手もわからず、そこから先延々と続く真っ暗な山深い峠道に心が折れそうになりました。対向車も先行車・後続車もほとんど無く、バックミラーを覗くのも怖かったですから、ノンストップでインカムの音楽に合わせて大声で歌いながら走り続け、ようやく奥多摩町の人里らしきところにたどり着いた時には心底ほっとしました。まだ高々19時20時頃だったとは思うのですが、山の暗さを思い知りました。

 

この日は解散したのがまだ13時半ですから暗くなることはありませんし、その後もSSTR帰りに一度走っていますからもう大丈夫です。
下の写真は峠の頂上付近にある柳沢峠茶屋の手前で撮った富士山です。
その後、途中R411が落石による通行止めで丹波山からK18に迂回させられましたが、先行車のペースが絶妙に早く、奥多摩町までとても快適なペースで走り抜けられました。地元ナンバーの軽ワゴンで、さすがに加速こそバイクには劣りますが、下り中心でもあり、ブレーキングやライン取りなどとても上手だなあと感じるドライバーさんでした。抜きたいという衝動一切起こらずでした。

奥多摩から青梅に下りる所を、渋滞の関係か日の出町への迂回を指示され、日の出ICから圏央道、東北道、外環と乗り継いで、最後給油ランプが点灯するところで帰り着き、満タンにして18時半帰宅です。圏央道からは、関越も常磐もどちらもかなり渋滞が延びていて(東名、中央も大渋滞だったようです)、唯一東北道だけが都心へ向けて渋滞なしで走れるコースでした。
2日間で550km、天候にも恵まれ渋滞も最小限で切り抜けられて、とてもいいキャンプツーリングでした。

 

 

 

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