シニアライダーの日常・R1200Rと共に

シニアライダーの日常と記憶、愛車R1200Rと行くツーリングの記録と四方山話。

東北新幹線で宇都宮へ

 

仕事で宇都宮に出かけました。
最初は、天気も良いという予報でしたので、いつもどおりPOLOでドライブを兼ねて行こうと思っていたのですが、前週末にバイクで長距離走行したこともあって、何だかクルマで出かける気分ではなくなり、新幹線で行くことにしました。

 

 

宇都宮市内での仕事なのですが新幹線の宇都宮駅からはかなり距離があり、送迎をしてもらう必要がありますので、クルマの運転がさほど苦にならない私は、冬季の凍結・積雪が考えられる時以外はできるだけクルマで行く事にしているのです。ですがこの日は神奈川県から参加する人もいますので、その送迎車に便乗させてもらうことにしました。

 

前日に急遽新幹線利用を決めたので自由席にしましたが、当日上野からの乗車でも車内はガラガラで、3人掛けの横2席は宇都宮までずっと空いたままでした。
ところが指定席に乗車した神奈川からの参加者に聞くと、そちらは満席で3人掛けの真ん中の席まですべて埋まっていたのだそうです。結果自由席の方が伸び伸び坐って行けたことになります。

 

これは、10月1日から宇都宮で国体が開催されているのが原因で、その関係者たちが殆ど皆予約を入れて指定席に乗車していたようです。その人によれば、先頭のグリーン車(グランクラスでしょうか)からは綺麗なスーツ姿の皇族と思しき女性が降りてきて、SPに囲まれてホームを去って行ったそうです。何かの競技の開会挨拶か表彰式に参加されるのでしょうね。安倍元首相の狙撃事件の後ですから警護にはかなり神経を使っていることでしょう。

 

宇都宮といえば、昔の部下の一人が宇都宮から東京の会社まで新幹線通勤をしていて、果てしなく遠いところから通っているなと当時は思っていたのですが、最速の新幹線なら宇都宮東京間が48分、この日私が乗った各駅に停まる「なすの」でも52分しか掛からないんですね。我が家の最寄駅から東京駅までは乗り換え含め最速で48分ですから全く同じでした。バカにしてすみません、、。

 

時間的にはそう苦にならない程度ですし、座って行ける優位さもありますが、お金は結構かかります。当時(十数年前)の運賃はわかりませんが、今調べてみると宇都宮⇔東京の新幹線の一箇月通勤定期代は、103,940円でした。通勤ですから本来は全額会社負担ですが、新幹線代をすべて負担する程太っ腹な会社ではなく、特急料金の半額を会社が負担することになっていました。在来線での通勤定期代は53,450円でしたから、特急料金は50,490円、会社がその半額25,245円と通常の定期代53,450円の計78,695円を負担してくれて、残りの25,245円が自己負担となる訳です。
改めて考えてみるとかなり恵まれた制度ですね。彼は確か高齢の親御さんの介護のために実家から通っていたはずですので、首都圏で社宅住まいをするより、明らかに経済面でも生活面でも恵まれていたと思います。社宅でも一定額の個人負担はありますから、首都圏と宇都宮との物価格差、定期的な宇都宮への帰省費用を考えればかなり有利だったでしょう。

 

私がもし宇都宮に住んでいたとしたら、バイクでの遠出など私的時間はとても楽しいものになったでしょうね。栃木県内はもちろん、福島を始めとした東北方面や、茨城・群馬にはバイクで走りたいところが沢山ありますが、千葉からだと首都圏の混雑を抜けていくだけでも一苦労です。
新幹線通勤には正当な理由が必要でしたが、持ち家促進という項目もありましたから、千葉ではなく宇都宮に家を買って新幹線通勤というのもありだったかもと、今更ながら考えた次第です。

 

 

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