シニアライダーの日常・R1200Rと共に

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FTR223ソロツーリング:国立歴史民族博物館(千葉県佐倉市)の加耶展へ。

 

ずっと行きたいと思いながら延び延びになっていた、佐倉市の国立歴史民俗博物館(歴博)で開催中の加耶展に行って来ました。
天気も良かったですから娘のFTRでショートツーリングを兼ねて出かけました。
娘はもう一年以上乗っておらず、殆ど私のセカンドバイク状態ですが、まだ乗る気はあるみたいです。

 

 

出発が遅く、佐倉に着いたときにはもう12時になっていましたので、まずは房州屋本店という、佐倉城址公園の入り口にある蕎麦屋で昼食です。昼時でもありしばらく店内で待ちましたが、待っている時も、年配の女将さんらしき方が気を使ってくれて、感じは良かったです。
この日は日差しは暖かかったものの思ったより風が冷たくて、佐倉までの高々40km弱で既に体が冷えていましたので温かい天ぷら蕎麦にしたのですが、麺は柔らかめで、冷たい蕎麦の方が合いそうな感じでした。天ぷらは揚げたてで美味しかったですし、汁も好みだったんですが。

 



老舗らしく、昔の蕎麦屋ではよく見かけた「むじなそば」がメニューにあったのですが、隣のテーブルの女性が男性に、「むじなそばって、油揚げと揚げ玉が入っているので、きつねでもたぬきでもないから、むじなっていうらしいよ。」と話していました。
68年生きてきて初めて知りましたが、帰宅してから調べてみると確かにそうみたいで、むじなとは一般的にアナグマやハクビシンの事(地方によってはタヌキの事)を指し、油揚げをのせたもの(きつね)でもなく、揚げ玉のみをのせたもの(たぬき)でもないことから、むじなそばと呼ばれるようになったといわれているそうです。またきつねとたぬきの具が同じ器に入ることから「同じ穴のムジナ」にちなんで名付けたものが、東京周辺に広まったらしいという説もあるのだそうです。しかしそもそも関西では天かす(揚げ玉)がたぬきというのは通用しませんから、関西にはむじなそばはないのかな?

 

ここから国立歴史民俗博物館(歴博)に向かいますが、市街地を走っていくのも面倒ですから、このまま城址公園の駐車場にFTRを停め、公園の中を散歩がてら歩いて歴博に行くことにしました。

 

 

「加耶」とは、日本の古墳時代に南朝鮮で活躍していた国家群の総称で、金官加耶、阿羅加耶、大加耶、小加耶などがあったそうです。
東アジアの様々な国々を結びつける役割を果たし、中国や当時倭と呼ばれた日本との関係も深かったようで、興味深かったです。

 


この特別展と常設展をセットでも入場料は1,000円、しかもJAF割引を使えば800円ととてもお得です。国立博物館だけあって常設の方もとても充実していて、一日では見切れない程です。
特にジオラマや模型の展示が沢山あって、飽きさせない工夫がされています。ストロボは禁止ですが殆どのエリアで撮影もでき、一杯写真も撮りましたので、模型・ジオラマと、私にとっては懐かしい昭和期の場面を中心に選んで載せてみます。

 



最後の写真は太平洋戦争後まもなくの頃のカフェですが、堂々と「美人局うるとら」と看板が出ています。私の理解では美人局(つつもたせ)は男が妻や情婦に他の男を誘惑させて、それに言いがかりをつけて、相手の男から金銭をゆすり取ることです。この当時は違う意味があったんでしょうか?美人局をやられるとわかっていて入店する客はいないと思うんですが、、。

 

加耶展そのものは1時間もかからず見終えたのですが、常設展は古代から6コーナーに分かれていて、じっくりみると結構時間がかかりますので、16時前には切り上げて帰ることにしました。前回も特別展目当てで来て、常設展は駆け足になってしまった記憶がありますので、次は時間をとってゆっくり見たいですね。

 

帰りは曇り始めていて日差しがなく一段と寒かったですが、念のため上下ヒートテックを着ていましたので、冬用インナーをはずしたジャケットでも何とか大丈夫でした。ヒートテックのせいで博物館の中は暑かったですが、、。
11時すぎに出発して17時前帰着、走行距離は70km程のプチツーリングでしたが、例によって信号の少ない裏道ばかりを走りましたのでとても快適でした。殆ど放置状態のFTRですがセル一発で始動し、どこも不具合ありません。いいバイクです。




 

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