シニアライダーの日常・R1200Rと共に

シニアライダーの日常と記憶、愛車R1200Rと行くツーリングの記録と四方山話。

「神韻2023東京公演」を観てきました。

今月13日にコロナ感染が判明し自宅療養に突入してから、実に12日振りの外出は、以前から楽しみにしていた「神韻芸術団(シェンユンげいじゅつだん、英名:SHEN YUN PERFORMING ARTS)の東京公演鑑賞となり、妻と息子との三人で観てきました。神韻芸術団とは、中国の古典舞踊や民族舞踊を披露する舞台芸術団体で、米国ニューヨークに拠点を置き、中国の伝統文化、歴史の物語を表現するもので、独自のオーケストラ「神韻交響楽団」も持っています。本来娘と三人で行くはずだったのですが、娘が有休を取り損ね、急遽息子とバトンタッチしました。

 

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東京会場は東新宿にある新宿文化センターの大ホール、JR新宿駅からだと東口を出て徒歩15分は十分かかります。はるか昔、誰かのコンサートに来たことがあったと思うのですが、記憶が定かではありません。

 

それ以外でこの界隈に足を踏み入れるのは、10年程前、小さい頃からダンスを習っていた娘の年1回の発表会がこの近くのライブハウスであった時と、やはりこの近くにある松屋(牛丼屋ではありません)という韓国料理店で数年前に会食をした時位でしょうか。

 

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ここは歌舞伎町や新大久保にも近くて、決してお上品な街ではありません。この店で会食した時も、このあたりに住んで歌舞伎町の店に出勤するホスト君の群れに遭遇しましたし、正直夜のライブを終わって新宿駅まで一人で歩きたい街ではありませんね。女性なら尚更でしょう。
この日は14時からの公演でしたので問題はなく、また今では徒歩5分もかからないところに大江戸線や副都心線の東新宿という駅もできていますので、今回も東新宿を利用しました。そして東新宿駅との間には、スクウェア・エニックスの大きな本社ビルが出来ていたり、周辺の雰囲気はかなり変わって来ています。

 

息子とスクウェア・エニックスの本社ビル1Fで待ち合せて13時半頃に新宿文化センターに向かうと、既に長い行列が出来ていましたが、列は順調に流れており、10分程でロビーに入ることができました。
人のことは言えませんが、観客の年齢層はかなり高く、歌舞伎や文楽並みでしょうか。神韻芸術団からのお知らせでは、盛装してお楽しみくださいという事でしたのでジャケット位はと思って羽織って行ったのですが、皆さん思い切りカジュアルでした。海外の公演ではオペラハウス的な会場もあるようですから、その場合はタキシードやドレスも似合うのでしょうが、ここは新宿文化センターですからね。まあ我々の服装が程々だったんじゃないかと思います。

 

場内は撮影禁止ですので、パンフレットの写真を載せておきますが、鍛え抜かれた肉体と技はさすがに見ごたえがあり、感動しました。2時間の公演だったのですが、一本の長いミュージカル仕立てだと思っていたら、5分程度の短い演目を19個休憩を挟んで順に演じていくというものでしたので、飽きずに楽しむことができました。

 

 

ただ、その中に二本程、母体となった法輪功の主張を前面に押し出す中国現政権批判の演目があったことと、バリトンとソプラノの独唱の歌詞がモロにその内容だったのは、その方面に関心がない私にはちょっと興醒めでした。
確かに究極まで鍛えられた中国古典舞踊の演者が、オーケストラの生演奏で舞い踊る姿は感動的ですし、現代のバレエや体操などにこれらの技が多く取り入れられているというのも納得できます。しかし、政治的思想や宗教観を盛り込むのはちょっと趣味じゃありませんし、同じ代金を支払うなら次は「シルク・ドゥ・ソレイユ」の新作「アレグリア」が観たいですね。同じ料金でお土産付きのSS席が確保できますし、、。

 

 

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