シニアライダーの日常・R1200Rと共に

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フークレエとは?

 

皆さん、表題の「フークレエ」なる食べ物をご存じですか?我が家の食卓には、時々これがポンと置かれていることがあるのですが、私は結婚するまで食べたことはおろか見たことも聞いたこともありませんでした。スーパーのパンコーナーに並んでいますから、厳密にいえば見たことはあるのでしょうが、それまで全く意識したことはなかったです。こんなやつですね。

 

参照:山崎製パンのHPより

 

妻の実家では、これが定番とは言わないまでも普通に食べられていたそうで、その他にも「かにぱん」や「源氏パイ」など、私の生家の定番食品とはかなり毛色が違います。私は祖母に育てられたのですが、祖母は甘いものがあまり好きではなく、「おかき」や「せんべい」など、昔ながらのしょっぱい米菓が多かったです。

 

フークレエは黒糖の蒸しパンですから、私もこの味が別に嫌いな訳ではありませんが、自分で買ってまで食べようとは思いません。実は妻自身もこのフークレエを特に好きな訳ではなく、妻よりも娘が、義父母宅で食べてこれに嵌ってしまったということのようです。

 

という記事を書き始めていたら、昨日もう一つの妻の定番食品かにぱんが、久しぶりに食卓に乗っていました。これはミニかにぱんと呼ばれる小さいサイズのもので、我が家では不意に朝食のパンとして登場するのですが、甘いですからおやつ代わりにもなりそうです。ある方のブログによれば、これは静岡県民のソウルフードなんだとか、、。

 

 

 

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まあこういう食習慣の違いはどこの夫婦にもあるでしょうし、SMAPが歌ってヒットした「セロリ(山崎まさよし詞・曲)」の歌詞には、「育ってきた環境が違うから 好き嫌いは否めない 夏が好きだったり セロリがダメだったり、、」とあり、これはなかなか真実を突いた良い歌詞だと感心したものでした。
年相応に結婚式の披露宴で祝辞を頼まれることが多くなってきた頃、夫婦の心得みたいな話の中にこの歌詞のことを取り入れたりもしたのですが、今から考えると上から目線の偉そうな話であり、お恥ずかしい限りです。まあ結婚披露宴の祝辞なんて誰も聞いちゃいませんが、、。

 

最後に「フークレエ」という言葉の意味ですが、やはりこれが何語なのかがとても気になった方がいて、わざわざ製造元である山崎製パンのお客様窓口に電話して聞いてみたのだそうです。
それによればこれは何語でもなく、山崎製パンの全くの造語であり、「ふくれ菓子」のふくれを、オシャレ(?)にアレンジしたもので、同じ黒糖の蒸しパンでも、他社製品のものはフークレエとは言わないらしいです。(登録商標されているとのことです。)何だかフランス語っぽい印象だったのですが、全く違っていました。
そして「ふくれ菓子」とは、小麦粉、重曹、黒糖などを混ぜて蒸した鹿児島の郷土菓子で、妻のお義母さんは鹿児島出身ですから、このフークレエは懐かしい故郷の味だったんですね。ちょっとしんみりしてしまいました。

 

 

追記:セロリの歌詞で、夏とセロリの好き嫌いが逆だとご指摘いただきました。私はどうも逆に覚えていたみたいで、書き写したにも関わらず間違えていました。ありがとうございました。

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