2020年の9月に購入した我が家の愛車フォルクスワーゲンPOLOが2回目の車検となりました。2018年4月登録、走行15,000km弱の中古車を、前愛車トゥーランの時からお世話になっているVWのディーラーで購入したのですが、事故による突然の乗り換えでしたので、そんなにじっくり選べた訳ではなく、在庫車の中で、「まあこれでいいか」という感じで決めたクルマでした。
ただ乗ってみると意外と気に入り、今では殆ど不満はありません。唯一、廉価版グレードの為にクルーズコントロールが付いていないのが高速走行では辛いところですが、それ以外は車体のコンパクトさ含めほぼ満足しています。やっぱり私は小さなクルマの方が好きだったみたいです。
しかしコンパクトとはいっても、車体サイズは4060×1750mmで、先代のクラウンが4895×1800mmですから、長さは835mmも短いのに幅は50mmしか違わず、そのために3ナンバーとなっています。全幅を50mm抑えて1700mm以内にしてくれれば5ナンバーで収まるのですが、まあドイツ車が設計段階で日本の国内事情を勘案してくれたりしないのは当たり前でしょう。
また全長も60mm短くしてくれれば4m未満となるのですが、以前と違ってフェリー料金等の区分でも4m未満の設定が無くなって、5m未満かそれ以上というように簡略化された航路も多いですから、今現在そのメリットはあまりないのかも知れません。普通車で4m未満という車種が少なくなっているのでしょうね。
しかし、以前四国への帰省やバイクツーリングで使ったオーシャン東九フェリーには、4m未満という区分が今でもありますし、その他の航路でもまだ残ってはいるようです。
現在の走行距離が36,000km弱、購入時が15,000km弱でしたから、2年7か月で20,000km強走ったことになります。まあまあの走行距離ですが、仕事で宇都宮まで月1ペースで走っていたのが大きな理由ですね。
今回ディーラーが用意してくれた代車は、T-CROSSでした。フォルクスワーゲンでは一番小さいSUVで、POLOベースですから当然ですが、大きさもPOLOとほぼ同じです。なかなか購買意欲をそそるうまい配車で、いいなあとは思いましたが、買い替える経済的余力はないですね。
10時の入庫で、この日はいい天気でしたから、代車をちょっと使わせてもらって、妻も誘い、佐倉城址公園の桜と国立歴史民俗博物館の企画展を見に行くことにしました。同メーカーのほぼ同サイズのクルマですから運転していて違和感は殆どありません。POLOと比べてスクエアなボディで室内は広く感じますし、着座位置も高いですから、とても開放感があります。足回り、シートはPOLOより若干硬めの印象ですが、元々硬めが好きですので気にはなりません。
このTクロスは最新型ですから、フォルクスワーゲンのエンブレムも新しいものに変わっています。私はこれまでこの新しいデザインはどうも馴染めなかったのですが、今回改めて見てみるとなかなか良いですね。POLOの従来型デザインよりいいかも。
到着したのがちょうど昼時でしたので、レストランで昼食と思ったのですが、かなりの待ち人数でしたので、先に佐倉城址公園を一回りして桜見物をして来ることにしました。
ゆっくり城址公園を散策して帰った頃にはレストランも空いているだろうという考えだったのですが、城址公園に来てみると、猿回しが出ていたり、屋台も多く並んでいたりで、多くの人で賑わっており、屋台の焼きそばのいい香りにつられてしまいました。
オム焼きそばとキノコ汁、モツ煮で、花見をしながらの十分な昼食となりました。こちらの方が満足感は高かったです。
昼食を食べ終わって歴博に戻り、企画展の「いにしえが、好きっ!」という展示を見た後は、常設展の中で一番好きな「現代」のコーナーを見て、もう帰ろうとしていたのですが、帰り際、「民俗」のコーナーに「来訪神、姿とかたち」という特集展があるのに気付き、引き返してこのコーナーも見てきました。
常設展はフラッシュさえ焚かなければほぼ写真撮影OKなのですが、特別展はすべて撮影不可となっていました。
最後の写真は、展示コーナーを出たところから大きなガラス壁を通して城址公園方面を見たところなのですが、正面に満開の桜があり、一幅の絵画のようでした。
帰りには佐倉ふるさと広場に寄って、桜とチューリップを見てこようと思ったのですが、平日の午後にも関わらず大変な人出でしたので、あきらめて車窓から眺めるだけにして帰りました。