シニアライダーの日常・R1200Rと共に

シニアライダーの日常と記憶、愛車R1200Rと行くツーリングの記録と四方山話。

POLOでプチドライブ:航空科学博物館とJALの農家レストラン「DINING PORT御料鶴」

 

この日は妻も娘も仕事で不在、特に用事もありませんでしたから、久しぶりにバイクに乗りたいところだったのですが、あいにく強い風と雨で荒れ模様という天気予報でしたので、POLOで近くをドライブすることにしました。

 

ただ、あてもなくドライブとはいっても、まだ雨こそ降っていなかったものの既に空はどんよりと曇り、強い風が吹いていましたので、海に行っても山に行っても良い景色は望めそうにありません。

 

ならばどこかの美術館か博物館に、と考えたのですが、国立歴史民族博物館は先日妻と行ったばかりですので、その他千葉県で人気のところを調べてみると、ホキ美術館、DIC川村記念美術館などに並んで、成田空港のそばにある航空科学博物館が出てきました。航空科学博物館は子供が小さい頃に行ったことはあり、屋外に展示されているYS-11の実機やヘリコプターに子供たちを乗せた覚えはあるのですが、博物館内部の記憶がありません。それなら離着陸する飛行機の見物も兼ねてここにするかと決め、9時過ぎに家を出発しました。バイクと違って出発までの手間がかからないので楽です。


成田空港まではほんの50km程で、混んでいても1時間半あれば十分行けますから、これをドライブと呼べるか微妙ではありますが、大きな混雑もなく10時過ぎには到着しました。

 

 

平日ですが、まだ春休みの学校もあるのか、お祖父ちゃんお祖母ちゃんに連れられた男の子の姿が目立ちます。性差を強調する積りはありませんが、やはり飛行機の博物館となると男の子のほうが多くなりますね。
展示物自体にも興味はあったのですが、やはり人気は操縦体験ができるシミュレーターで、みんな楽しそうに遊んでいました。ちょうど暇な時間帯だったらしく、エアラインパイロットOBである説明員の方から色々面白い体験談を聞けました。

 

 

屋上や5Fの展望スペースからは発着する旅客機が間近に見えます。スマホのカメラではこれが限界ですが、展望スポットとして有名な「さくらの山」や「ひこうきの丘」とさほど変わらない写真が撮れそうです。

 

 

 

この後は、駐車場を挟んだ向かいにある「空と大地の歴史館」という、成田空港開港に際しての闘争の歴史を伝える記念館にも行ってみました。成田闘争は私たちの世代には強い記憶として残っていますが、今やそれを知らない世代の時代ですから、こういう施設も大事だと思います。私の友人の中には必死で空港建設を阻止しようとした奴、必死で新空港を建設しようとした先輩、両方がいます。

 



お昼をまわってお腹が空いてきましたから、やはり空港近くにあるJALの子会社JAL Agriportが運営する古民家風レストラン「DINING PORT御料鶴(ごりょうかく)」に行くことにしました。以前家族で行ったことがあるのですが、当時は凄く混んでいたので、空き具合を電話で聞いてみると、この日は混んではいないので全く問題ないとの事でした。航空科学博物館とは空港を挟んで反対側になりますがクルマなら30分もかかりません。

 

 

店内に入ってみると確かに全く混み合ってはおらず、2~3組の先客が静かに食事を楽しんでいました。
すき焼き御膳や鰻にも惹かれたのですが、この日は前回も頼んだ小鉢膳にしました。近隣の食材で仕上げた小鉢が並びますが、千葉県は農業県ですから米も肉も野菜も豊富ですし、海産物にも恵まれていますからメニューには困らないですね。箸置きはやはりJALのシンボルである「鶴」です。

 


 

帰りには、ここからすぐ近くにあって、いつも地図で気になっていた東峰神社と三里塚物産という所に寄って見ることにしました。成田空港の敷地内に飛び地のように残された地点で、ご想像の通り東峰神社は反対運動の象徴的な位置付けだった神社であり、三里塚物産は闘争が続く1970年代半ばに、地域の反対派若手農家が中心になりスタートした、安全な農産物の生産を目指す無農薬有機農業の拠点です。
昼食前に見た三里塚闘争(成田闘争)の歴史の余韻を感じましたが、B滑走路の南端にある東峰神社は今や航空機撮影のメッカともなっているのだそうです。

 

 

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