シニアライダーの日常・R1200Rと共に

シニアライダーの日常と記憶、愛車R1200Rと行くツーリングの記録と四方山話。

黄砂のこと

 

毎年春になると大陸から飛んでくる厄介者が黄砂ですが、今回は北日本・東日本にまで飛んできていてちょっと深刻です。四国育ちの私にとっては幼い頃から黄砂は身近なもので、毎年春になると話題にはなっていましたが、これほど騒がれてはいなかったと記憶しています。子供だったから深刻さがわかっていなかったのかも知れませんが、黄砂は九州北部にやって来るものと思っていました。

そこで今も四国に住む幼馴染たちに当時と今の事を聞いてみると、やはり昔より今の方が深刻だと思うという声の一方で、気象庁のデータ等を基に、決して昔よりひどくなっている訳ではないということを調べてくれた友人もいました。確かに年ごとの増減はあるものの、目立って増加傾向にある訳ではなさそうです。

 

これまで私は黄砂は中国から流れて来るものだと漠然と考えていたのですが、黄砂の代表的な発生地は、西から「タクラマカン砂漠(中国西部 新疆)」「ゴビ砂漠(中国北部 内モンゴル・甘粛・寧夏・陝西 ・モンゴル南部)」「黄土高原(中国中央部 内モンゴル・甘粛・陝西・山西)」の3か所であり、モンゴルの占める割合も比較的多いみたいです。これら3大発生地だけでも日本の国土面積の5倍以上と広く、更にこれ以外にも発生源と考えられている乾燥地帯があるのだそうですから、膨大な量の黄砂が飛んでくるのも納得です。

 

黄砂の発生源をみると中国には被害者としての一面もありそうで、発生源に近い地域では当然黄砂の濃度も高いですから、中国や韓国では人体への悪影響のほかに農作物の被害や学校閉鎖、工場製品の不良といった被害も大きいのだとか。

 

ただ、黄砂は砂そのものが有害という訳ではなく、黄砂とともに大気汚染物質が飛んできたり、黄砂にPM2.5などの有害物質が付着してくることが厄介なのであり、黄砂が通り過ぎて来る地域の都市化が進み、大気汚染等が深刻になった結果とも言えます。
ですから人体への悪影響が懸念され出したのはそう昔の話ではなく、それまでは雨や雪と同じような自然現象ともみなされていたのだそうです。

 

昔、「黄砂に吹かれて」という工藤静香(キムタクの奥さんですね)の歌もありましたが、当時そんなに深刻だったら、中島みゆきもこんな詩は作らなかったでしょう。

 

今回の黄砂による我が家への直接的な被害は、洗濯物が外に干せないことと、クルマの汚れ程度のものでしたから可愛いものですが、クルマは結構汚れていました。
POLOは白ですからさほど目立ちませんが、同じ駐車場の黒いクルマは下の写真の有様です。 

 

 

その週末にも再度黄砂が飛来すると言われていたのですが、あまりに汚かったですからひとまず今の汚れを落とそうと、洗車場に行って来ました。本当のクルマ好きは自動洗車機などは使わないのでしょうが、私は数十年前洗車機が普及し始めてからはずっと洗車機利用で、そのかわりマメに洗うことを心掛けています。
しかも今のPOLOは購入時にガラスコーテイングしてもらいましたので、洗車機でも一番安い水洗いのコースしか使わず、あとは拭きあげて終わりです。

 

 

きれいになって戻ってきたのですが、週末過ぎてまたうっすら汚れてきましたので、近いうちにまた洗いにいかなくてはなりません。
駐車場は屋根付きですから雨には濡れないのですが、黄砂はやはり空中を舞っているようです。

 



 

 

 

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