シニアライダーの日常・R1200Rと共に

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桜旅北海道編17日目:ウトロで知床クルーズに参加した後、小清水まで

 

前夜泊まった「道の駅うとろシリエトク」は施設も新しく、駐車場も広くてとても快適でしたが、それにも増してゴミ処理を受け付けてくれることで、今回使った多くの道の駅の中でも、同様な取り組みをしている上士幌の道の駅と並んで最高評価でした。上士幌はゴミ袋を有料で販売して、それに詰めたゴミを引き取るやり方でしたが、ここは分別したゴミを各自が袋詰めして持ち込み、計量して料金徴収する仕組みでした。繰り返しになりますが、車中泊派にとってとても有難い存在で、これが広まることを期待します。

 

 

この日は、まず最初に前日予約したウトロ漁港発着の知床半島クルーズに乗船します。痛ましい海難事故があったことで一躍有名になってしまったこのクルーズですが、私は10年前にも今回と同じクルーズ会社のツアーに参加しています。例の会社の事務所は当然閉鎖されて廃墟のようになっていたのですが、当時ニュース等で毎日のように見ていましたのでああこれかと気付きました。すぐ隣だったんです。

 

クルーズ出発まで少し時間がありましたから、この会社の社名ともなっている「ゴジラ岩」と少し先にある巨大な岩の塊「オロンコ岩」を見て来る事にしました。ゴジラ岩はすぐ近くですし、そばで写真を撮るだけですが、オロンコ岩は上まで登れるようになっていたので気軽に登り始めたところ、とんでもない急こう配の階段の連続で、何度も引き返そうかと思いました。何とか登り切った頂上からの景色は最高でしたが、降りて来てからもしばらく動悸・息切れが収まりませんでした。

 

 

出航時刻が近付くと徐々に参加者が集まって来ました。大型船ではありませんからツアーバスの団体はいませんが、少人数のグループ客が多く、言葉から推測すれば6~7か国の多国籍乗客が構成されていました。
港付近は暖かで、上下ヒートテックにインナーダウンまで着込んで来たのは過剰装備だったかと後悔していたところ、洋上に出るとさすがに空気は冷たく、薄着の皆さんは船に備え付けの防寒コートを借りて包まっていましたので、これで正解でした。
出港時には皆さんデッキの眺望の良い席を占めて写真をたくさん撮っていたのですが、寒いし飛沫も浴びますから、徐々に船室に入って来る人が増え、最後は全員船室でした。私は前回同様の経験をしていましたから、クライマックスの時(ヒグマ発見等)だけデッキに出ることにして、あとはおとなしく船室から見物することに決めていました。
海は比較的穏やかでしたし、船上からはヒグマも見ることができました(とても遠いので望遠でないとシミにしか見えませんが、、)ので満足です。他では会いたくないヒグマもここでは皆に待ち焦がれられていましたね。

 


帰港したのは昼過ぎでしたから、ガイドさんお勧めの「ウトロ漁協婦人部食堂」というところで昼食を食べてから出発することにしました。人気店らしく行列ができていたのですが、一人客でしたのでカウンターに滑り込むことができ、お勧めの「三種丼(サケのフレーク・漬け・いくら)」はコスパ最高でした。内外装もまだ新しく、若い奥さんたちの元気な声が飛び交う繁盛店でしたね。

 


昼食後は知床五湖に向かいましたが、遅まきながらここのネイチャーセンターでお土産がてら熊鈴を購入しました。澄んだ高音で鳴る上品な鈴にしたのですが、もっとカウベルのような太い音の鈴の方が良かったんでしょうか?

 

これで道東の観光もほぼ完了です。翌日以降は一気に北海道を横断して積丹半島まで足を延ばす予定でしたから、同じ斜里町の知床斜里駅近くにある道の駅でこの日は宿泊しようと考えて、途中にある「三段の滝」や「オシンコシンの滝」などに寄り道しながら斜里町の中心部にやって来ました。
ところがその道の駅が思ったよりも狭く、街中の飲食店の駐車場程度の広さしかありません。そこで斜里町では入浴だけを済ませて隣町の小清水町にある「道の駅はなやか(葉菜野花)小清水」まで行って泊まることにしました。ここもそう大きな道の駅ではありませんが、JRの浜小清水駅にあり、モンベルの店舗も敷地内にありました。
この日は北海道でもオーロラが見えるかも知れないと言われていたのですが、残念ながらここでは見ることができませんでした。

 

 

 

 

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