シニアライダーの日常・R1200Rと共に

シニアライダーの日常と記憶、愛車R1200Rと行くツーリングの記録と四方山話。

桜旅北海道編19日目:秩父別から小樽・積丹半島を経由して留寿都まで

 

秩父別の道の駅で目覚めた時にはまだ雨が降っていました。一晩中ずっと降り続いていたようです。
この日の目的地は積丹半島で、積丹ブルーが見られないなら正直魅力半減なのですが、昼からは晴れるという天気予報に期待して出発しました。前日は25℃まで上がった気温も前夜から降り続く冷たい雨もあって急降下です。

 

最初は秩父別から留萌に出て、日本海沿いを走って積丹半島に行く積りだったのですが、強い雨と霧のこの天気では海岸線の眺めも期待できませんから、最短ルートをとって、内陸の国道275号線、337号線で南下し、札幌市をかすめて海岸線に出ることにしました。旭川と同じく札幌もほんの隅っこを通り過ぎただけです。
銭函といういかにも金運が上がりそうな街で海岸線に出ましたが、そこには「カブの駅 銭函」というのがありました。カブ主でない私は知らなかったのですが、道の駅と同様に、カブライダーの方が集える場所として全国にあるんですね。

 

 

当初の計画では、やはり大きな街である小樽もそのまま通過予定だったのですが、この時まだ10時前で、天候の回復にはもうしばらくかかりそうでしたから、小樽の運河でも眺めて行こうかという気になり、急遽立ち寄ることにしました。
青空が覗くにはもうしばらくかかりそうでしたが、雨はもう止んでいましたから、運河近くの駐車場にハイエースを停め運河周辺を散策してみると、やはり雰囲気のある良い街です。10年振り位に来ましたが、観光客で賑わっているのは函館と同様ですが、こういう観光地には、老人一人旅はめったにいません。
せっかく小樽に来たのならと、昼食に寿司を食べていくことにしました。ネットで検索して入った店の店頭に、シャコ入荷!と大きく書かれていましたので、貝など魚以外のネタが多いセットを選び、単品でシャコを追加してもらいました。
シャコは大好物なのですが、最近は中々美味しいシャコに巡り合えません。私が子供の頃の瀬戸内海ではシャコは全く貴重品ではなく、むしろ外道扱いされていて、魚屋で100円でいいよと言われてバケツ一杯持って帰り、塩茹でして食べ放題といった記憶があります。
ここのシャコはパンパンに腹の膨らんだ子持ちでとても美味しかったですが、お値段はそれ相応です。

 

 

そうこうしている内に天気も回復して来ましたので、小樽を出発して積丹半島の島武意(しまむい)海岸を目指します。積丹岬と検索するとここの駐車場が表示され、そのものズバリの「積丹岬」はここから少し歩いた先にあるのですが、私は行ったことが無く、積丹ブルーの写真の多くも、こことこの後行った神威岬からの景観だと思います。

 

 

この日の目的はこれで達成しましたので、後はどこかで泊まるだけだったのですが、神威岬からすぐのところにあった道の駅は、海岸に面して人家の一軒も無いようなところにある小さな施設で、夜はあまりに寂しそうでしたし、周囲に風呂や食堂もありませんでしたから、ここの駐車場でちょっと考えた末に、ニセコまで行って泊まる事にしました。
羊蹄山をとり囲む町の中で、倶知安町の隣にある京極町の「道の駅 名水の郷きょうごく」が良さそうだと当たりをつけ、そこまで1時間程走って到着しました。
この道の駅は「ふきだし公園」という名水で有名な公園に隣接してあるのですが、羊蹄山の伏流水が湧きだす所なので「ふきだし」なんでしょう。

 


以前バイクで来た時は人も多かったのですが、この日はもう16時過ぎでしたので人影もまばらでした。ここから街中の日帰り入浴施設を探し、近くのローソンで食料を調達して車中泊態勢に入ったのですが、夜中ちょっとした出来事があって、急遽クルマを移動し、ここから20km程離れた留寿都町にある「道の駅 230ルスツ」で寝直すことになってしまいました。
詳しくは書きませんが、要はガラガラの駐車場でわざわざ隣に横付けしてきていたクルマにとても不穏なものを感じ、緊急避難したという事なのです。
そのクルマのドライバーと夜中にトイレで鉢合わせした時の印象が決め手となったのですが、何の確証も無いですから彼には申し訳ないとも思いつつ、この時は君子危うきに近寄らずと考えました。

 

 

 

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