シニアライダーの日常・R1200Rと共に

シニアライダーの日常と記憶、愛車R1200Rと行くツーリングの記録と四方山話。

船橋漁港、船橋三番瀬、ホンビノス貝

 

私が今住む地域に越して来てから30年以上が経過しましたが、船橋はその間20年近く通勤で毎日通過していて、帰りに途中下車したり、家族で出掛けたりすることも多かったですから、私にとっては馴染みの深い街です。

 

千葉県の北西部に位置する船橋市は、千葉市に次ぐ県下第2の都市で、政令指定都市以外では最大、鳥取県の総人口を上回るんだそうです。繁華街は従来から船橋駅周辺でしたが、臨海部にららぽーとやIKEAなどの大型店が多数出来て商圏は南に拡大しています。昔から佐倉街道・御成街道などが通る江戸・東京への交通の要衝で、宿場町としても栄えましたが、太平洋戦争後は戦災を逃れた船橋駅周辺が物資の集散地として「日本の上海」と言われるまでに闇市が賑わっていたこともあるのだとか。

 

そして船橋漁港は、市の南部、ららぽーとなどが立地する地域にあり、こじんまりした港ですが、正式には千葉港の一部で千葉港葛南港区と呼ばれます。千葉港は東の市原・袖ヶ浦から西の市川にまで広がる海岸線延長約133kmの広大な港なんですね。
葛南港区には海浜公園が整備されていて、大規模な干潟(三番瀬)があることも良く知られています。
今年の桜旅西日本編から帰った4月上旬から、北海道編に出掛けた4月下旬までの約2週間の間に、とても4月とは思えない暖かな一日がありましたので、妻を誘って、この千葉港葛南港区にあたる船橋港の三番瀬に出掛けてみることにしました。上記の通り30年以上住みながら、ここへ行くのは初めてです。

暖かいとは言ってもまだ4月でしたから、私なんかは海風が肌寒いと感じたのですが、さすがに子供たちは元気で、敷地内にある広場の噴水で全身に水を浴びながら嬉々として走り回っていました。

 

 

中央部の広場を通り過ぎて、海を見渡せるテラスに上がり、船橋市内のリトルマーメイドというパン屋さんで買ってきたパンでのんびり昼食としました。リトルマーメイドは最近妻のお気に入り店舗らしいですが、タカキベーカリーが展開する店舗で、アンデルセンなどの姉妹ブランドなんですね。
砂浜では潮干狩りを楽しむ人たち、バーベキュー広場でも多くの家族連れで賑わっていました。近場で自然を感じられるスポットで、特に小さなお子さんを遠方まで連れ出さなくても楽しませてあげられるのは若いご夫婦にとっては有難いと思います。我が家も子供が小さい時に利用すれば良かったです。

 

 

ここ三番瀬の潮干狩りは撒かれたアサリを掘るものですが、船橋港は古くから漁港として栄えていて、中でも海苔の養殖は全国でも屈指の生産量、アサリの漁獲も多かったそうです。
しかし最近では、ホンビノスガイという米国北部・大西洋側が原産の二枚貝が有名で、これは20数年前千葉市で最初に発見され、以来船橋沖など東京湾に広がったものです。蛤を本蛤、ホンビノスを白蛤と呼んで料理屋等で提供することも一般化して来ました。貝殻を見ればすぐに見分けはつきますが、味で判別するのは私の舌では無理です。

 

コロナ禍前には、船橋漁港で地元飲食店にホンビノス貝を使って自慢のクラムチャウダーを出品してもらう「日本クラムチャウダー選手権」を開催したりしていて、我が家でもこのクラムチャウダーは好物だったのですが、肝心のホンビノス貝の漁獲量が2018年から減少に転じ、最盛期の二十分の一以下にまで激減しているのだそうです。安価に本蛤の代用ができることが強みだったのに、入荷すらしない状況となって、元の本蛤に切り替える店舗も出てきているのだとか。これはホンビノス貝が近年の水温上昇、水質の変化に対応できていない可能性が高く、船橋市も危機感を持っているようです。
本蛤に切り替わることは、外来種から固有種が主導権を取り戻すという事で、歓迎すべきことなのかもしれませんが、高くなるのは辛いですね。

 

 

 

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