ハイエース旅前半戦と後半戦の合間、4月上旬から下旬までの約2週間に、色々こなさなければならない雑務を押し込んでいたのですが、少し前から私の部屋のエアコンが不調となっていましたので、この期間で交換する事にしました。
我が家はマンションの西側に位置していて、湿気やカビの被害は少ない代わりに、夏場の西日直撃による暑さは強烈です。ですから各部屋にエアコンは必需品なのですが、中でも最も古くなっていた私の部屋のエアコンは、ルーバーが時々動かなくなったり、冷え方にムラがあったり、種々不具合が出て来ました。真夏にダウンされてしまって、需要の最盛期で取付工事に延々待たされる事態も避けたいですから、早めに交換しておく事にしたのです。
そうと決まれば善は急げで、妻を誘って近くの家電量販店に向かいました。直近で交換した娘の部屋のエアコンもこの店で頼んだものです。
ただ正直私は家電量販店、特に白物家電と言われる、冷蔵庫・洗濯機・エアコンなどの家庭用電気機器の売場は苦手で、余り行きたいところではありません。このコーナーには通常メーカー等から派遣された販売員の方がいて、その接客の圧が好きではないのです。TVのコーナーも同様ですが、その他のエリアでは比較的放っておいてくれますので気は楽ですし、家電品を見て回ること自体はとても楽しいです。
当然店によって、人によって対応は違い、娘のエアコンの時はそう嫌な記憶は無かったのですが、この日はコーナーに近付くや否やぴったりマークが始まって、しきりに話しかけてきます。相手もお仕事であることは重々承知していますので、嫌な反応はしないように気をつけてはいるのですが、つい態度には出てしまったかも知れません。色々なところで私とは趣味が食い違う事が多い妻も、この点の感性は私と同じなので、二人してこの店舗で買う事は早々に断念して店を出ました。
そうなると次はネット購入ですが、最近では取付工事も同一サイトで一緒に頼めますから随分便利になったものです。
現在4台のエアコンが稼働している我が家では、私の部屋を除く3台は全てPanasonic製で、私の部屋だけがSHARP製でした。プラズマクラスターという空気清浄機能を売りにした当時の最新機種でしたが、その後SHARPは台湾企業の傘下入りしてしまいましたね。
ちなみにSHARPの社名の由来は文房具のシャープペンシルでした。アメリカで発売された第1号メカニカル・ペンシル(シャープペンシル)の商品名が「エバーシャープ」(いつもとがっている)で、SHARP創業者の早川徳次氏が、金属製繰出鉛筆(早川式繰出鉛筆))を国産第一号として開発し、これに「エバ一・レディー・シャープ・ペンシル」という商品名をつけてヒットさせたことから来ているのだそうです。
他の3台のエアコン全てがPanasonic製なのは偶然でしたが、今回私が選んだものもPanasonicで、今回は意識してそうしました。娘の部屋のエアコンが結構高機能で、使い勝手も良いと娘が言っていたからで、同じシリーズの後継機にしようと考えたのです。
ところが取付け前日に届いた、室外機・室内機それぞれの梱包はやたらと大きくて重いです。室外機の方は屈強な配送員さんが持ち上げるのにも苦労するくらいでした。
翌日取付けに来た業者さんには、「30kg超えると2人での作業が標準なんですが、、」と言われてしまいましたが、個人営業の方でしたから一人分の工賃でやってくれ、有難かったです。この業者さんに聞いたところ、これは娘の部屋と同じ品番ですが、末尾のアルファベットが違っていて、それによってかなり性能・機能に差があるのだそうです。私が買ったのは型落ちの最高級品(!)らしく、室外機は専用置場ギリギリの大きさがあり、室内機も写真の通り従来機の2倍以上の厚みで存在感たっぷりです。値段と省エネ性能重視で選んだだけなのですが、業者さんは、「型落ちだったことと、室外機・室内機共に大きさが敬遠されて人気が無かったから安くなっていたのかも知れませんね。」と言っていました。
従来無かった機能が満載ですが、中でも操作のたびにいちいちリモコンが音声応答するのは面白いです。
そういえば前回冷蔵庫を買い替えた時も、冷蔵庫置場ギリギリで辛うじてセーフという事がありましたし、今回も室外機が置場に納まらなければ返品するしかなくなっていた訳です。家電品も洋服や靴のサイズを気にするのと同じ配慮が必要であることを、今回改めて感じました。ネット購入の際の注意点ですね。