シニアライダーの日常・R1200Rと共に

シニアライダーの日常と記憶、愛車R1200Rと行くツーリングの記録と四方山話。

宇都宮からの帰りに、少しだけ茨城寄り道

 

宇都宮で仕事があり、どうせなら酷暑の車中泊実験をと思い立ってハイエースで出掛ける事にしました。
仕事は翌日の10時からでしたが、早めにシャワーを済ませ、軽い食べ物をお腹に収めて、前日の16時頃家を出ました。車中泊には日帰り温泉が欠かせませんが、この日はそれも億劫でしたので、もう寝るだけにしておきたかったのです。

 

この日の車中泊場所は北関東道の壬生パーキングエリアです。ここは「道の駅みぶ」と同じ敷地にあるのですが、この道の駅は総合公園などが併設された複合施設で、敷地面積は東京ドーム10個分以上、日本国内では最も広い道の駅なんだそうです。ただPAに隣接したハイウェーパーク自体の規模はさほどではなく、どちらかといえば中規模の道の駅に見えます。
PAの駐車場も普通車が十数台、大型車は十台程度しか停められない小さなもので、大型車エリアは夜間常に満車、一方普通車エリアで車中泊しているのは殆ど見たことが無く、この日も朝までいたのは私だけでした。

 

途中、常磐道の守谷SAにあるローソンで夜食・朝食を買い込んだりしながらのんびり走って、壬生PAに着いたのは19時半頃でした。
オルタネーターチャージャーというものを接続して充電の心配が無くなったので、冷蔵庫等が気軽に利用できるようになりましたし、北海道と違って関東の道の駅、SA・PAにはゴミ箱も設置されていますから、車中での食事がやりやすくなりました。

 

到着したらまずはポータブルエアコンの設置・接続が必要ですが、このPAは上記の通り、この時刻となると殆ど乗用車エリアは空ですので、しばらくはエンジンを掛けっぱなしで車載エアコンを最強にし、車内を冷やしながら作業をしました。通常はこの作業をするだけで結構大汗をかくことになるのです。
まずは三人掛けの中央席に手作りの設置台を置き、エアコンを載せます。普段でもこの席の背もたれは倒したまま物入れとして使っていますから単に台を置くだけです。それから助手席側の窓にこれまた手作りのパネルをはめ込んで、エアコンから繋いだ吸排気ダクトを接続すれば完了で、言葉にすれば簡単なのですが、ポータブルとは言え結構重いエアコンやバッテリーを車内であちこち動かしながら作業するのは中々大変です。常設エアコンがある本格キャンピングカーが羨ましくなる瞬間ですね。

 

 

上の写真は翌日茨城県で後泊したときのものですが、状況はほぼ同じです。ただこの日は到着前から結構強い雨が降り始めて深夜まで断続的に降っていましたから気温はさほど上がらず、エアコンも楽々稼働で快適に眠れました。

 

翌日は宇都宮駅近くで10時から仕事でしたから、エアコンを片付け、車内整理して9時過ぎに壬生PAを出発しました。一晩エアコンを稼働させた状況では、エアコン専用のバッテリーが2時頃に空となり、ポータブルバッテリーに繋ぎ直して朝8時頃まで使って、残量が30%程度でした。深夜の気温が上がらなかったので、明け方は消費電力が少なかったみたいです。

 

その日の仕事は17時頃終わったのですが、もう一泊して茨城県方面で道草しながら、翌日帰る事にしました。まずは食料の調達と入浴です。食料は宇都宮市内のローソンで買い込み、敷地内に日帰り温泉がある「道の駅はが」に向かいました。ここには「ロマンの湯」という施設があり、町民以外でも600円で入浴できました。

 

後はここで車中泊するだけなのですが、この時まだ18時半、猛暑だった栃木県では気温が31~32℃から下がる気配もありません。ならばもう少し走ってその間に少しでも気温が下がるのを期待することにしました。
ここから40分程で行ける茨城県城里町の「道の駅かつら」は一度バイクで行ったことがあるのですが、那珂川沿いにあって自然豊かなところでしたから、車中泊場所はここに決め、到着したのが19時過ぎ、まだ明るさの残る駐車場にクルマの姿は既になく、私一人となる公算大でしたので、裏手の那珂川の方に行って見ると、そこには無料のキャンプ場があって多くのキャンパーが既にBBQなどを始めていました。私もテント類は一式積んでいましたが、ここまで来てもムッとした熱気は去っておらず、軟弱者の私はやはり道の駅の駐車場で独り車中泊することにしました。

 

 

前日とは違って気温が高いままでしたからエアコンもフル稼働時間が長かったらしく、専用バッテリーは1時頃空に、ポタ電も5時頃には空になりかけましたので、早々に撤退することにしました。両方のバッテリーで8~9時間が限界というところでしょうか。この日はキャンパーたちに近い場所で車中泊しましたのでエンジンをかけて車載エアコンをフル稼働させるわけにもいかず、ポータブルエアコンが全力で車内を冷やす時間が長かったことも影響しています。

 

朝早く出発しましたので下道で帰ることにして霞ヶ浦方面に向かってのんびり走っていたのですが、沼畔の道で茨城空港の標識が目に入りました。ここは航空自衛隊百里基地との共用空港ですから、自衛隊の航空機でも見ようかと思って何気なく立ち寄って見てビックリ!無数の航空ファンで駐車場が埋め尽くされていました。何でもフランス空軍が来日して航空自衛隊との日仏合同訓練が行われているんだそうで、超望遠レンズを装着した本気ファンの熱気と午前9時で既に35℃近かった暑さに圧倒されて早々に帰る事にしました。
この写真以外にもフェンス沿いには脚立の上に立った人たちがずらりと並んでいて壮観でした。

 

 

 

 

 

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