私はこれまで、使わなくなったものの断捨離の手段として、専らＹａｈｏｏ！オークションを使っていました。
長いですから略してヤフオクと呼びますが、これには評価ポイントというものがあって、現在私は１５２ポイントを持っています。これは取引終了時に出品者・落札者が相互に相手のことを評価することで溜まっていくポイントで、何かに交換できるといった電子マネー的な性格のものではありません。
相手方から非常に良い、良い、という評価をつけてもらえばプラス１点、どちらでもないという評価ならプラスマイナス０点、悪い、非常に悪い、という評価をつけられてしまえばマイナス１点、となるのですが、私の場合マイナスは２つです。
そのどちらも実態は私が詐欺被害者であり、一件は、落札して送金したにもかかわらず、出品者が一方的に落札者都合での入札取り消しにより削除という処理をし、商品を送らないまま行方をくらましてしまったもの、もう一件は送金前におかしいと思って出品者に連絡を取ったところ、返答はないまま同様に入札取り消しをされた上に連絡が取れなくなったという詐欺未遂です。両者ともすぐにヤフオクのアカウントは消えました。
落札者の都合での入札取り消しはマイナス評価、しかも「非常に悪い落札者」という履歴として残りますので、ヤフオク運営に事実関係を説明して修正を依頼したのですが、システム上履歴を変更することはできないとのことで、全く不本意ながら私の評価ポイントはプラス１５４点、マイナス２点となったままです。
現在ヤフオクでは、落札者が商品を受け取り、内容を確認した後でないと出品者に代金は振り込まれないことになっているのですが、当時はそのシステムは無く、ただ詐欺であることが立証されればヤフオクから８割（？）の補償が受けられました。取引商品は、ＳＯＮＹのＮＶ－ＸＹＺ８８というカーナビで、確か１０万円程度の即決価格だったと思います。
警察への届出が必要との事で所轄の警察署に出向くと、サイバー犯罪対策課というところの、一見してマル暴なんじゃないですかという、サイバーという言葉には縁遠そうないかつい刑事さんが出て来ました。
部屋が無いのでと言って通されたのが、刑事ドラマ等でよく見た取調室で、鉄格子が入った窓や入り口、質素な机椅子などを、刑事さんが席を外した時写真に撮っておきました。被疑者としては決して入りたくない部屋ですね。
上記の評価履歴によれば、プラマイ０の評価もなく、その他は全てプラス評価ですから、これまで私はヤフオクで１５４回の取引をしてきたことになり、評価履歴で確認してみると、出品が７９、落札が７５で、断捨離と言いながら整理したのとほぼ同数をまたヤフオクから買っているんですね。勿論要らないものを売って要るものを買ってるんですが、総数としてモノが減っていないのは事実です。
そして最近になって新しくメルカリも使い始めました。
１０年くらい前からメルカリが急激に伸びて来たのは知っていたのですが、何となくファッション、アクセサリー系の出品が多く、女性向けという印象があってこれまで使ったことはありませんでした。実際にヤフオクのユーザーは３０～４０代の男性が多く、メルカリは２０～３０代の女性が多いといわれているのだそうで、私の印象も間違いではなかったようです。
またヤフオクは文字通りオークションですから、基本的にはスタート価格よりも落札価格が上がっていきますが、メルカリはフリーマーケットですから提示されている価格で即購入ができるという点が違いです。
最初に買ったのはサマージャケット、やはりフリマと言えば古着というイメージがあったからでしょうか。最初の購入がとても好印象でしたから、その後も小物やＢｌｕ－ｒａｙ、直近では当逃げにあったハイエースの交換用ボンネットもメルカリで購入しました。
出品はまだ殆どしていないのですが、やはりメルカリで購入したもののサイズを間違えてしまったジャケットを再出品したり、買い替えで不要になったポータブルスピーカーを出品したりし始めています。
幾らででも処分したいけど高く売れれば嬉しいというものはヤフオク、この値段であれば売りたいというものはメルカリ、という使い分けですかね。
