またもハイエースで車中泊の旅に出かけることにしました。
昨年8月にこのハイエースを購入して以来、通算で2カ月以上は旅をしていると思います。桜前線を追う旅の、足および宿泊場所として購入したのですが、今年の桜旅は1か月強で終わりましたから、それ以外でもちょこちょこと1カ月程度は出かけていることになります。
今回特に行先のあてはなく、出かける予定だけが先行していたのですが、その過程で妻と福井の通称「猫寺」に一度行ってみたいねという話が持ち上がりました。
そこで、私が先にハイエースで北陸方面へ向けて車中泊旅に出発し、後から新幹線で福井入りした妻と合流して福井観光する際の足としてハイエースを使う。そしてその間の宿泊は二人共ホテル等を使う、ということにしようと話がまとまり、妻が出発する4日前にまず私が自宅を出発しました。
妻はハイエースでの車中泊には全くといっていいほど興味を示しませんので福井ではホテル泊となりますが、私としても家計から出してくれるのなら当然異論なしです。
結局1泊はあわら温泉のちょっといい旅館、1泊は福井駅前のビジネスホテルとなりました。
車中泊旅の初日は千葉県内で午前中仕事でしたから、ハイエースに旅支度を積み込んで仕事先に行きました。仕事を終えてまず向かったのは長野県なのですが、もう午後でしたから一気に長野を目指すのではなく、のんびりした道で埼玉・群馬・長野と進んでいくことにしました。
ざっくりと長野から岐阜を抜けて福井を目指すコースなのですが、長野ではそろそろ咲き始めていそうなコスモスを目当てに、コスモス街道とも呼ばれる佐久市付近の国道254号線を走ってみようと考えたのです。
今回の旅では、外食を極力抑えてスーパーやコンビニで食材・中食を購入し、車中飯を試してみるつもりでしたから、出発してすぐのところにあったローソンでまずはその日の昼食・夕食と翌朝の朝食用のものを購入し、早速ローソンの駐車場で1食目の車中飯としました。
そしてその時気付いたのが、コンビニで売っている食品はすぐ食べられるものが多いですが、基本レンジアップして食べるものだということです。私はIHコンロは持っていますが電子レンジはありませんから、考えたのがIHコンロで湯を沸かして蒸せばいいんじゃないかということです。蒸し器はホームセンターなどですぐ買えますから、早速走行中に見かけた店で500円程の蒸し器を購入、その夜ローソンで買っておいたポトフを蒸し器の上に乗せて蒸してみました。結論は思ったようにはいかず、熱々で食べ頃となるまで蒸し続けることが出来ませんでした。20~30分も蒸し続ければうまくいきそうでしたが、1,000Wで20~30分もIHコンロを稼働させ続ければポータブルバッテリーの残量が半分近くまで減ってしまい、エアコンを朝まで稼働させることが出来なくなってしまいます。
どうしても蒸すというやり方にこだわるなら、時間を気にせず蒸し続けられるガスバーナーしかないですが、ただでさえ暑い車内で火器を使うことは現実的ではありませんし、また危険でもあります。
ということでコンビニ食品は食べる直前に店内でレンジアップしてもらってすぐ食べる、という極現実的な方式に変更です。
このローソンのポトフは私のお気に入りなのですが、生ぬるいポトフは流石においしくありません。買ったばかりの蒸し器は家庭に献上することにします。
初日は昼過ぎての出発で、買い物とかもしていましたから殆ど行程を進むことが出来ず、埼玉県加須市にある「道の駅 童謡のふる里おおとね」というところで車中泊としました。道の駅の隣にはきれいな花が咲いていたのですが、後で調べてみると「ホテイアオイ」というらしいです。
そして入浴は隣の久喜市にある「百観音温泉」です。とてもいいお湯だったのですが、ここまで来るとむしろ茨城県の「道の駅ごか」のほうが近く、そして規模も大きいですから、最初の「おおとね」はやめて、こちらに行くことにしました。大きな道の駅ですから全く寂しくはなかったのですが、大量の大型トラックに囲まれアイドリング音がうるさかったです。