前日は予定になかったキャンプとなりましたが、サイトにクルマを横付けし、テントも張らずに車中泊しましたので、半キャンプ・半車中泊といったところでした。
荒船パノラマキャンプフィールドは噂通りの絶景キャンプ場で、夜は満天の星、明け方には雲海も楽しめました。
前夜は平日にも関わらずかなりの人が居て、バイクのソロ、私のような老年クルマソロ、熟年夫婦、若いカップル、若者グループと多彩な顔ぶれで、それなりに楽しく盛り上がっているところもあったのですが、サイレントタイムに入ると皆静かに焚き火を眺めながら過ごしたりしていて、ストレスのない大変良いキャンプ場でした。
コーヒーを淹れ、パンやブルーベリー、リンゴの朝食を済ませたら、あたりを片付けて出発ですが、夜露にぐっしょり濡れたタープを乾かすのにかなり時間がかかりました。私は今回テントを使っていませんが、テント泊ならさらに乾かすものが増えます。
この日は土曜日で、朝からとても良い天気でしたから行楽地はどこも結構な人出でした。妻と福井で合流するのは二日後の月曜日朝で、長野か岐阜辺りでウロウロしていてもまだ十分間に合いますので、まずは当面の目的である佐久市のコスモス街道に向かって高地から下って行きました。
佐久市に向かったとは言っても、実は荒船パノラマキャンプフィールドも所在地は佐久市なので、ほんの10分もあれば国道254号線に合流し、峠を下り始めればもうそこがコスモス街道です。
コスモスもまだ盛りとは言えませんが、風にコスモスが揺れる景色を見ていると秋の訪れを実感します。かなり暑かったのですが、、。
この時点でまだ朝の8時過ぎ、佐久市の市街地まで来て「道の駅ヘルシーテラス佐久南」でこの日の行程を考えようと思ったのですが、この道の駅は大人気で駐車場への入場待ちが発生していました。そこはパスして、すぐ近くの「道の駅ほっとぱーく浅科」というところに移動してみると、ここはこじんまりした道の駅ですんなり駐車もできましたから、しばらく車中で休憩を兼ねて作戦を練り、美ヶ原に登ってそこの道の駅で車中泊することに決めました。土曜日ですから車中泊派も多いと思いますし、途中のビーナスラインも混んでいるでしょうから、まだ10時過ぎでしたが出発することにしました。
ただ私がナビに指示されたのは、R142をどんどん登って行って旧中山道の和田宿という宿場があったところから細い山道に入り込んで行くルートで、ビーナスラインは美ヶ原のほんの数キロ手前から走っただけです。おかげで行き交うクルマも少なく、マイペースで走ることができたので快適でしたが、今調べてみるとこの道はK178、美ヶ原和田線というらしく、混雑時にはいい抜け道になると思います。途中コンビニに立ち寄って昼食休憩したり、滝のある所で一休みしたりしましたので、本来一時間半ほどで着けるはずが3時間近くかかってしまいました。
ビーナスラインに合流してからは、登りも下りもクルマとバイクで混雑しており、特にこの日はバイクが多かったですね。まだまだ暑かったですからビーナスラインにという気持ちは良くわかりますが、千葉からだと諏訪市にたどり着くまでに暑さでかなり消耗します。
美ヶ原に到着したのは13時過ぎ、駐車場も大混雑で一番遠いところしか停められませんでしたが、道の駅が閉店すれば空くでしょうからその後ハイエースを移動させることにしました。
前夜はキャンプ場のコインシャワーで簡単に汗を流しただけでしたから温泉に入りたかったのですが、まだ時間が早かったので数軒やり過ごしている内に美ヶ原に着いてしまいました。まあこの日は殆どクルマから下りていませんし、美ヶ原も標高2,000m級の高地ですから汗もかきません。この日は濡れタオルと除菌ウエットティッシュで簡単に体を拭いて済ませることにしました。
夕方には続々とクルマ・バイクが帰り始めましたので、美術館側のトイレ等に近い場所にハイエースを移動させて車中泊態勢です。この頃には周囲は車中泊派ばかりで、本格キャンピングカーも多数いました。まあ24時間稼働しているトイレ・洗面所がありますから出入りがあるのは仕方ないですが、車中泊派のマナーも良いとは言えず、前日のキャンプ場の閑静さは望むべくもありませんでした。はっきり言ってうるさ過ぎです。
そしてこれは文句ではなく単純な驚きなのですが、麓の自販機では130円で売られていた麦茶がここでは250円!さすが山上価格ですね。130円の分を飲み干してしまいましたので一本買いましたが、、。