シニアライダーの日常・R1200Rと共に

シニアライダーの日常と記憶、愛車R1200Rと行くツーリングの記録と四方山話。

信州・北陸車中泊の旅4日目

 

休日の朝、美ヶ原の道の駅は、早朝4時頃から周辺ハイキングのためにクルマを置いて出掛ける人たちでザワザワし始めます。どこかに出かける前の人ってハイテンションで声が大きくなりがちですが、それよりもクルマのドアの開け閉め音がかなり耳につきます。私のハイエースはドアクローザーが付いていませんからやはり開け閉め音は大きくなりますので、注意しなくてはいけないと改めて思いました。

 

また前夜は車中泊組がかなり遅くまで盛り上がっていて寝不足だったのですが、このハイエースは疲れたらどこでも仮眠ができるのが取り柄ですので、5時過ぎに洗顔を済ませたら、もう出発してしまう事にしました。
前夜の車内温度は17℃台まで下がり暑苦しいどころかシュラフを一枚追加しなくては寒い位でしたから、安眠条件は整っていたのですが、、。

 

 

以前バイクで来た時は、美ヶ原公園西内線という道を松本まで下って行ったのですが、この日指示されたのはビーナスラインを戻って、扉峠というところでアザレアライン、松本市林道よもぎこば線にそれるルートでした。前日に続いてかなりマイナーな路線を案内されたのですが、Googleナビはこういった傾向が強く、細道・抜け道大好きな私としては文句無いのですが、日暮れ後に灯りも全くなく行き交うクルマも無い真っ暗な峠道を案内されると後悔することになります。この路線も松本の市街地近くまでクルマ・バイクとは数台しかすれ違いませんでした。

 



松本からは、上高地・高山を経由してこの日の内に福井入りしておくことにしました。上高地から高山に抜ける際には、安房トンネルが開通して以降殆ど使われなくなっている旧安房峠を走ってみたのですが、途中にある温泉宿を過ぎるとほぼ誰も居ない峠と化していて、大きな猿が道の脇で逃げもせずじっとこっちを見ていたり、鹿が跳ねて行ったりと予想通りかなりワイルドな道でした。ところが、この狭い峠道には沢山のクルマが路上駐車していて、殆どが他都府県ナンバーのクルマで誰も車中には残っていません。恐らく穂高とか槍ヶ岳を目指す登山者なんだと思いますが、ハイエースでギリギリの余白しかない箇所も多々あり、もしもの時はどうするんだろうと心配になりました。山火事があっても消防車はまず通れないです。

 

バイクで過去高山に来たのはSSTRに参加している時ばかりでしたから、ここからは北に進んで石川県の千里浜を目指すのですが、この日は福井市が目的地ですからR158・157で西に進みました。
その前に市内のコインランドリーで洗濯をし、駐車場で朝食兼用の昼食を食べながらブログを1本仕上げ、再度走り始めて福井市に近付いたところで「一乗谷」という地名が目に付きだしました。以前ブラタモリという番組でも特集されていたのですが、朝倉氏という織田信長に敗れた戦国大名の本拠地だったところです。
まだ15時過ぎで、「朝倉氏遺跡復元町並」という、番組でも紹介されていた施設が近くにあるようでしたから立ち寄ってみることにしました。復元された武家屋敷や町家、そして町並みは大変立派なものでしたが、屋外の施設でしたし、この日は福井もとにかく暑くてまだこの時間には日差しも強烈だった上に風は無く、そう念入りに見て回る気力がありませんでした。


見学を終えて、近くにある道の駅を車中泊のために確認して、温泉に行くことにしました。前々夜はコインシャワー、前夜は体を拭いただけでしたし、施設の見学で汗だくになりましたから、のんびり広い浴槽に浸かるのはとても気持ちが良かったです。日曜日だったのですが、まだ時間が早いので私以外には一人しかいませんでした。

 

 

そして道の駅に戻り、さあここで車中泊と思ったのですが、「道の駅一乗谷あさくら水の駅」は、水車があったりビオトープがあったりととても充実した施設なのですが、駐車場は狭く、どうも夜中には誰も居なくなりそうな雰囲気でもあります。そこで再度道の駅を検索してみると、クルマで20~30分の永平寺町にも「道の駅禅の里」があり、かなり規模も大きそうでしたから、そちらに移動することにしました。名前の通り永平寺というお寺のある所で、ここは妻と行く予定の場所でもあります。またこの道の駅には永平寺温泉という入浴施設も併設されているみたいで、それなら最初からここに行けば良かったです。

 

なかなかベテランの車中泊派が多く、洗濯物を干したり、洗面台で上半身を拭いていたりと、まるで自宅のように寛いでいる人も居ましたが、この道の駅には大型トラックが殆ど居ませんでしたので深夜のアイドリング音は無く、その点は寝やすかったです。

 

 

 

 

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