シニアライダーの日常・R1200Rと共に

シニアライダーの日常と記憶、愛車R1200Rと行くツーリングの記録と四方山話。

息子の運転練習と酒々井の酒蔵「飯沼本家」

 

息子の希望で始まった運転練習への付き合いもこの日で3回目となりました。といっても初回私はまだハイエース旅から帰って来ておらず妻だけの同乗でしたから、私は2回目となります。
30歳過ぎた息子の運転練習に毎度付き合うのも過保護な気はしますが、娘も家を出て寂しくなっている我々夫婦には格好の暇つぶしでもあり、単に週末のドライブ気分でもあります。また息子にとっても運転練習という本来の目的に加えて、昼食は親持ちで食べられますし、ついでに買い物をしたらそれも親に払ってもらえる等実益ばかりです。

 

この日もまた行きつけのラーメン屋で昼ごはんを食べた後、今度は千葉ニュータウンから印旛沼の周辺を走ってみることにしました。昔は一つの大きな沼だった印旛沼は、戦後の干拓で北印旛沼と西印旛沼の二つに分かれていて、この日向かったのは佐倉市側にある西印旛沼の方、前回の手賀沼に続いての沼シリーズです。

 

ただ千葉ニュータウンへの幹線道路である国道464号線は、片側2車線の高規格道路で、ほぼ一直線に東西に延びる道路ですから、あまり運転練習にはなりません。そこで鎌ケ谷市、松戸市、船橋市、白井市などの周辺都市を縫って走る裏道を選んで、まずは千葉ニュータウンを目指しました。
三連休の中日で秋晴れの上天気でしたからクルマの数も多かったのですが、細い生活道路をまあまあ無難に走り抜けて千葉ニュータウンが近付いてきた頃、妻が酒々井(しすい)にある「飯沼本家」という酒蔵に行って見ないかと言い出しました。以前妻と娘の二人で立ち寄ったことがあるのだそうですが、その時は営業時間外で中を見ることができず、いい機会なのでリベンジしたいのだとか。

 

酒々井といっても西印旛沼から近いところですし、千葉ニュータウンも印旛沼も当面の目的地として考えていただけで、特にこの周辺で当てがあった訳ではないですから、千葉ニュータウンの少し手前から方向転換して印旛沼方面へ向かう裏道に入り、飯沼本家に行って見ることにしました。
ここは江戸時代から300年以上続く蔵元で、甲子(きのえね)という清酒を作っています。周辺では有名な酒蔵ではありますが、酒に全く興味がない私がここの所在地を記憶していたのは、以前知り合いからこの甲子の割と良い酒を頂き、呑まない私は即それを妻の実家に献上、ということがあったからなのですが、それ自体すっかり忘れていて、現地に着いてショップで甲子というラベルを見て改めて思い出しました。

 

 

観光酒蔵という言葉があるのかどうかは知りませんが、ここはそんな言葉がぴったりくるような所で、休日ともあって多くの観光客が訪れていました。広い敷地内にはカフェ、ショップ、料亭などがあって、その他にも酒蔵見学ツアー、隣接するキャンプ場での宿泊もできます。
カフェ・ショップがあるのは新潟から移設したという「曲り家(まがりや)」を改装した建物で、曲り家とは東北の南部地方などに多く見られたL字型の農家であり、母屋からL字型に突出した場所に厩(馬屋)を作り、L字の結合部にある台所の暖気が厩に行き渡るように設計されたものなのだそうです。

 

 

奥の工場エリアに進むと日本料理店があるのですが、その前でAR機能を使って巨大酒瓶と妻の写真を撮って来ました。老年夫婦がはしゃいでいる姿を見て息子は苦笑いしていたかも。

 

 

 

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