シニアライダーの日常・R1200Rと共に

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屋久島ツアーに行ってきました。1日目

 

10月の最終週、クラブツーリズム主催の屋久島2泊3日ツアーに行ってきました。奥入瀬渓流ツアーに続いてクラブツーリズムのツアーは2回目ですが、プレミアムステージというゆったりツアーが我々夫婦の嗜好にぴったりでしたから、今回もそのシリーズから選びました。屋久島には以前から行って見たいと思っていたのです。

 

出発日はあいにくの雨、自宅を出た時から羽田空港までずっと強い雨が降り続いていました。朝7時10分羽田空港集合というのは千葉県北西部の我が家からはかなり厳しくて、4時半頃起き出して5時過ぎの電車に乗りましたが、何かと身支度に時間がかかる妻は4時前には起きていたみたいです。

 

雨に煙る羽田空港では、JAL・ANA・スターフライヤー・タイ航空(多分)の4エアラインを1枚の写真に収めることができて、ちょっとうれしかったです。
離陸時も強い雨でしたが、雲を抜けた後は見事な雲海の上を順調に飛行し、鹿児島空港に無事着陸しました


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鹿児島空港からはJAC(日本エアコミューター)のATR72という可愛らしい双発プロペラ機に乗り換えて一路屋久島に向かいます。プロペラ機に乗るのも久しぶりで、ジェット機に比べて低空を飛行するので気流が安定せず揺れる、という記憶があったのですが、鹿児島地方の天気はそう悪くなく、殆ど揺れなかったのは助かりました。
ATRはフランス・イタリア合弁の航空機メーカーなんだそうで、私は初搭乗でした。

 


今回のツアーは参加者が6人と少なく、年代層もほぼ同じでしたから、殆どグループ旅行の感覚でした。我々含めて夫婦が2組、男性1人での参加が2名、それだけの参加者に羽田空港から添乗員さんが付いて、現地ではガイドさんも日替わりで待機、小型とはいえ島内でのバスも貸し切りというとても安楽な旅で、ハイキング時にはイヤホンガイドも支給されたのですが、それも必要ない位お互いの距離が近いツアーでした。

鹿児島空港で乗り換えて屋久島空港に着いたのがお昼前でしたから、まずは昼ご飯です。島内最初の食事は「あごのひつまぶし」定食、「あご」は飛び魚の事で、「ひつまぶし」は鰻の蒲焼をお櫃などに入れたご飯に乗せ(まぶし)たものですから、飛び魚の蒲焼丼ですね。鰻のひつまぶしと同じく、まずはそのまま、次に薬味を足して、最後に出汁を掛けてお茶漬けに、と案内されました。飛び魚の蒲焼は鰻とも穴子とも違って肉厚でとても美味しかったです。

 



この日はこの後「千尋(せんぴろ)の滝」という所に行くだけで、早めのチェックインだったのですが、その前に立ち寄ったJAの物産館的なところで、すぐ近くに「トローキの滝」というのがあるのを知り、ちょっと行って見ることにしました。
日本に二つしかない海に直接流れ落ちる滝で、「トローキ」は「とどろき」がなまったものなのだそうです。

 



「千尋の滝」は、千人が手を結んだくらいの大きさということで、昔は人が両手を広げた長さが「一尋」でした。60mの落差がある滝も勿論雄大ですが、滝の左側にある、巨大な花崗岩の一枚岩も凄いです。
海岸線を離れてかなりの高さまで登って来ましたので、滝の反対側を振り返ると太平洋がきれいに見えました。ちなみに屋久島の西岸の海は東シナ海です

 


この日の宿は「屋久島いわさきホテル」というなかなか立派なホテルで、2日連泊です。施設は古いですが良くメンテナンスされていて、従業員の質も高かったと思います。4階の部屋のベランダからは山も海も見ることができましたし、食事会場の6階レストランからは、暮れかかった山側の風景も海側の夕焼けも眺められました。

 

夕食の献立は創作懐石といったものでどれも美味しかったです。いくつか写真を載せておきますが、最後の味噌汁の具は「亀の手」という甲殻類の一種で、フジツボのように岩にくっついています。見た目はまさに亀の手で、とても良いダシが出ていました。ただその時は身の食べ方がわからず、正直ちょっとグロくもありますので、ダシを味わうだけに終わりましたが、引っ張れば簡単に身が出て来るんだそうです。

 

 

 

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