2019年の6月から始めたこのブログが、この記事で何と1,000本目となりました!飽きっぽい私がよくここまで続けてこられたものだと感慨深いです。
以降何本まで続けて行けるか?頑張ってみましょう。
屋久島2日目の午前中、「永田いなか浜」の観光を終えて「屋久島観光センター」というところに昼食に向かったところからブログを再開します。
屋久島観光センターでの昼食は、屋久杉の器に盛られた、その名も「屋久杉御膳」、炊き込みご飯に味噌汁、鯖節や飛び魚の刺身、島の豆腐などなど郷土色豊かで美味しかったのですが、写真を撮り忘れました。
その後お土産を物色し、義父母宅に屋久杉のお椀をお揃いで買い、酒好きの義父には更に「神木の香り」という麦焼酎も購入しました。屋久島では「三岳」や「愛子」という焼酎が有名らしいのですが、全て芋焼酎で、義父は芋より麦が好みですから、屋久島産ではない鹿児島本土の酒ですが、屋久杉の樽で熟成していて、杉の良い香りがするということでこれにしました。
屋久島観光センターがあるのは時計の1時位置にある、島で一番大きな集落「宮之浦」で、ここから白谷林道を登って行った標高600mの地点に「白谷雲水峡(しらたにうんすいきょう)」があります。
ここのハイキングコースを約1時間かけてゆっくり散策するのが今回のメインイベントなのですが、今年8月にこの地方を襲った台風10号の被害で散策路があちこち寸断され、ショートカットせざるを得ない状況でした。この時名物杉の一つである「弥生杉」も倒れてしまったんだそうです。
永田いなか浜を出たあたりから雨が次第に激しくなり、ガイドさんの、島東部はかなり降っていそうとの予言は的中しました。昼食中も激しい雨が窓から滝のように流れ落ちていたのですが、ガイドさんはこれくらいは屋久島では小雨ですよと涼しい顔です。
まあ雨の島であることは認識していましたし、「もののけ姫」のモデルともなった苔むした森は雨の方が似合うでしょうから、覚悟を決めて雨具を着用しハイキングに出発しました。
幸い白谷雲水峡を歩いている時はさほどの雨ではなく、割と快適に歩くことができましたし、バイク用を流用した私のレインウェアもなかなか優秀でした。
こんな雨でもガイドさんは雨具は着用せず、片手に傘、片手にトレッキングポールでスイスイ登って行きます。東京から同行のクラブツーリズムの添乗員さんは、なるべく両手を空けてレインウェアで、という意見だったのですが、ガイドさんはこれくらいの雨は傘で十分、レインウェアは蒸すし、という意見で、我々は折衷案で片手に折り畳み傘を持って行ったのですが、正直これは邪魔でした。現地ガイドさんにとっては小雨で、しかも山道とは言えない程のコースなのでしょうが、私には十分山道で、しかも濡れていますから、両手を空けていた方が楽でした。日頃初心者・年寄りを扱いなれているクラツーの添乗員さんの意見の方が私には合っていたみたいです。
もののけ姫の森のモデルとなったのは、この日立ち入りができなかったもう少し上のエリアなのですが、それでも十分雰囲気は感じることができ、「コダマ」があちこちに潜んでいそうな気がしました。うまく接写できず写真は無いのですが、苔がとてもきれいで、そのあたりは奥入瀬渓流の風景と似ているとも感じました。
晴れた時の方が歩きやすいのは勿論ですし、フードをかぶっていると周囲を見渡すにも制約があるのですが、それでもやはり雨で良かったと思える、珍しい山歩き経験となりました。
台風被害の影響で歩行距離は短くなったのですが、ガイドさんがゆっくり念入りに説明してくれて、1時間程度の予定が1時間半程のハイキングでした。
そこからはホテルに戻ってゆっくり温泉に浸かり、この日の夕食は和のテイストを取り入れた洋食コース、ゴボウソースの真鯛のポアレがとても美味しかったです。